僧侶の遺した日記 ■■
しあわせで ごめんなさい
こんなにも みたされて わたしは しあわせです
嬉しい 嬉しい 嬉しい
彼からの告白だった
夢見た景色と違うけど
夢見た貴方と結ばれて
しあわせで みたされる
ここまで 来れたのが 不思議な位
あなたは つよくは ないけれど
私に 光を くれた人
私に 愛を くれた人
その日 村は異様な熱気に包まれていた。
小さな教会の前 その前に立ち並ぶ若い男女 神父など居ない教会で 神父風の格好で 偉ぶりながらもおどけてみせるメイフィス。
苦笑いしている勇者 笑い過ぎて目に涙をためる私。
年に樽半分も出来ない酒を飲みかわし 祭の日のための干し肉を食べ 祝いの席を彩ってくれた村の人たち。
幸せの絶頂
私にとっても あなたにとっても ここが……
メイフィスは私たちのために指輪も用意してくれた。
願いの魔晶石、というらしい、妖しく光る真紅の光。2つに分かち、指輪にしてくれた。
二人で願いを込めた
死が ふたりを わかつまで……
魔晶石
純度で価値が変わる魔法の石。
純度の低いものは少しづつ溶かし魔道コアへと抽出していく。
純度の高いものは宝石としての価値もある。真紅の魔晶石は結婚指輪としても人気のものであった。
また、想いを形にする魔法を作り出すことも出来るとされる。相応の代償を求められる事になるため、結婚式に用いる場合、石を2つに分かち、儀式的に双方の思いを確認する形式上だけの場合が多い。




