見捨てられた村の戦士 4
いつか、これから、このさき
俺たちにそんなのは無かった
「俺も3人産んだんだ、1人も生きてはいないけど……ね。ここは、そういう場所だから。ちゃんと結婚して2人だけで子作りしてる奴らもいるけど。効率悪いなーと思う」
「なるほど……土地柄からくる貞操観念だったか。いきなり襲われるのかと思ったぞ……」
まだ遠目に見ている男たちを警戒しているようだった。その辺で相手してやれば帰っていくのに、魔女は身持ちが硬いのかな。
「俺たちは日々生きるのに必死だからな、最近はそんな事もなかったんだが、今年は食料事情も悪くてな、雪原がこちらや、王都領の方まで大きく拡大して行ってるらしい。何千年も無かった事なのに、ここ10年位で急に拡がってきたらしい」
「なるほど……だから雪原の踏破があんなに困難だったのか……」
勇者は何か考え込んでいるようだった。
「さて、一旦村の皆とは会ったが、これからどうする?僧侶の容態の確認に行くか?」
「そう……だな、僕は行こう、魔女はどうする?」
「私も行こう、1人になるのは危険な気がする……」
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「もう……大丈夫……なのか?いや、大丈夫そうじゃないかな?」
「うぅ……もう痛みもないんだけど……違和感があるようなないような……。何度もかくに……うぅ、おぇ、確認してもらったから大丈夫だとは思う。呪いの時みたいに何年も掛かったりはしないとは思う。ごめんね、心配かけて」
卵の除去が終わり完全に蘇生出来たようだ。あの状態からの蘇生、卵を抜きにしても自我が保てるか分からない程の激痛や幻覚症状があると聞くのに……さすが1000年振りに来たパーティの僧侶……なのかな。
「そうか……それならいいんだが……」
勇者はここの村の簡単な紹介を行った。
「魔神?!なんで村に……だ、大丈夫なの?それ」
「小娘が回復してから詳しい話をしよう。と言っていた。家は私が吹き飛ばしてしまったから、広場ででも話すのだろう。行くぞ」
「ちょっと前に聞こえた轟音……やっぱり……」
魔女はいつも家を吹き飛ばしたりしてるのだろうか?
メイフィスさま、なにをお話になるんだろ。俺は彼らの話をもっと、聞きたい。
勇者は魔王を倒しました。
勇者はしずかに決意した。
蘇生
蘇生設備の条件には、大前提として女神の加護が必要である。
像の設置や聖典を飾る、聖水の定期的な散布、祈り、等である。
簡単に分けるとすると、聖堂、教会、祈祷所、となる。
聖堂で行われる蘇生は複数の神官職と強いレベルの加護により苦痛は少ない。祈祷所は大きな苦痛を伴う。
また、欠損部位が多くとも蘇生可能な聖堂に対し、あまりに大きな欠損があると祈祷所等では蘇生困難となる場合がある。
加護のない場所の魔法での蘇生は術者自身の命の危険があるため推奨されていない。




