見捨てられた村の戦士 1
父も母もマナの毒で死んだ。
それでも続いていく……この村は……
ただ、マナに耐性がある
ただ、それだけの違いだった
どうして、石を投げられたんだろう
どうして、父を、母を、殺されたんだろう
こうして、大人になり
そうして、勇者になり
御先祖さまは、何故、ここに来たんだっけ。
『ここは、見捨てられた戦士の村』
ボロボロの看板が、村の入口にある。誰がここに訪れるのだろう、もう1000年、誰も来ていない。らしい。
マナの瘴気に怯え、魔族に怯え、魔物に怯え。この村は……細々とマナに冒されながらも、続いている。
強大な魔物や魔族相手でも複数人で戦えば倒せる……過去の勇者の血だろうか。
いつしか好んで魔物も魔族も近づかなくなったそうだ。
マナを含んだ獣や魔物でも少量なら食べられた。マナを抜き取る技術も磨かれた。
たまたま食料に困っていた年だった、あまり近寄らない雪原にまで遠征した。
その日は、あまり成果が得られず。更に奥まで歩を進めた。
氷像……雪原の魔族の悪趣味の極みだと聞いた。あまり長居はしたくないな。。。
氷像の前を通り過ぎようとした時だった。足元に違和感……獣の死体か……?雪原、鮮度が良く損傷も少なければ持ち帰るのもいいかと思い少し雪を掘り進む。
見つけたのは……凍死だろうか?男が1人、女が2人。魔法の光……?が漏れたカバンを開けてみると。手紙が1つ……。
『自分たちは勇者パーティです。1000年の悲願の魔王討伐に向かう途中、魔族の襲撃、止まぬ嵐にあい、自ら服毒死しました。蘇生可能な施設まで連れて行って頂けたら謝礼も支払えます。よろしくお願いします。』
1000年振りの……客人の来訪だった。
勇者は魔王を倒しました。
最後の戦士、勇者の子孫との出会い。
損傷度合い
勇者
運良く大きな損傷なく過ごす。
魔女
雪原到達時の怪我が酷く蘇生時に大きな痛みを伴う。
僧侶
服毒前の虫型モンスターに産み付けられた卵が孵化。損傷が激しく。蘇生困難。




