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勇者は魔王を倒しました  作者: 匿名記号
勇気の章

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27/102

勇気の代償 6

戦いはすぐに終わりました。


勇者さまが命懸けで作ってくれた魔神の隙、私は攻撃を外しました。

「あぁ…………ああああああああああ!!!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

「いぃ……大丈夫、だい……すまない、魔女……撤退しよう」


「…………チッ」


 薄緑色の暖かい陽だまり。刺し込むような鋭い目線で、私は刺し殺されるんじゃないかと恐怖した。




血が…………止まらない……。


 何の役にも立たないなぁ私、自分の傷を癒すために覚えた魔法……才能のない私は……制約を設けた……。治癒の魔法は……自分に限ると。。。




ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

………………でも…………これで……。




「ははっ ゆうしゃ しにそうじゃん」


 全身の毛穴が泡立つようだった。昨日……次の一呼吸で死にそうだった彼女がいるはずがない。


「そ……う、、、。ごぼ、ごほ」


 口から喀血してる……もう。


「だいじょうぶ だーいじょうぶ こんなの すぐだから わたし に まっかせなさーい」


 見たことも無い魔法だった。優しく優しく抱き抱えられたような暖かい蜜柑色の光、勇者に施してる魔法のはずなのに、余波で私の擦り傷まで治っている。

 すぐに起き上がり僧侶を抱き抱える勇者。


「しなないよ ゆうしゃ は わたしが……」


涙が止まらない。


あぁ……私はナニに祈ればいいのだろう





私の役目……どこだろう……。


勇者パーティ、2人目の犠牲者の出た日。

焦りと苛立ち

何が天使殺しの魔女だ……何が……魔族殺しの魔女、同族殺し、人殺し、人喰い、、、

人を手にかけた事なんて……なんだこれ、枯れたと思ってたのにな。

何が1000年生きた魔女だ。情けない。

呪いで死亡した者は……教会での蘇生も叶わない。


まだ、間に合うだろうか……私の全てで、届くだろうか。

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