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勇者は魔王を倒しました  作者: 匿名記号
翠の章

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14/102

深翠の魔女 1

魔女の瞳は翠に輝いていました。


それは、魔力を豊富に蓄えている証でした。

私は人間が嫌いだ。


 父の顔も、母の顔も、ぼんやりとしか覚えていない。一度も私を見てくれた記憶が無い。


いつもいつも記憶の中の両親は


体の弱い兄の世話。


ガリガリの


皮を被った骸骨のような兄


兄とはたまに目が合った。


ぎょろぎょろとしたあの目が


たまらなく怖かった。


 私はいつも家畜の世話、火の番、言葉を発しなくなって久しいおばあ様の世話。


 水を汲みに行くと石を投げられる、翠色の瞳が珍しいらしい。魔女だ魔女めと石を投げられた。

 少し魔女らしい事をしてやるとすぐに逃げていく。




 両親が私の顔を見てくれたのは、私が■■歳になった時だった。

 王に見初められたからだ、見初められたと言っても、たった一夜を共にしただけだが。

 金貨1枚、私の価値。


 私を見てくれた。私を見てくれた。私を見ている。「よくやった」と産まれて始めて褒めてくれた。


優しかったのは


声を掛けてくれたのは




手に持つ金貨を奪うまでだった。




私の生活は変わらなかった。




私は人間が嫌いだ。




人間嫌いの魔女。


深翠の魔女は勇者を王都から魔王城の麓まで守り支えました。

魔女の記録

翠の瞳の人間などいない。存在しえない。

マナに耐性のあるものは瞳が黄緑がかる事がある、と言われているが。それも微々たる差である。

マナに耐性がある事と、マナを蓄える事はまるで違うのである。

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