2.魔王
読んでねー
俺はベッドの上で目を覚ました。
「んん~~」
体を起こし伸びをする。
昨日の夜は色々あって疲れたがふかふかのベッドで寝られたので元気いっぱいだ。
外は既に明るくなり、窓からは光が差し込んでいた。
未だにここがどこなのかわからない俺は強く光が差し込んでいる窓に駆け寄った。そこには山肌からせり出すように建築された巨大な城と放射状に広がる城下町。
俺は「何処だここ」と呟いていた。
それと同時に部屋のドアが開けられ、そこからメイド?のような格好した女性が何人か入ってきた。
「秋葉原?」そんなことを思いながら俺は後退りした。
そして1人の女性が俺に近づいてきた。
「おはようございますハマウラ様」
初対面なのに俺の名前を知っている女性に少し驚いた。
「誰ですか?」
そう聞くとメイドは
「はい私どもはこの城で働いているメイドで御座います。魔王様からの命令でハマウラ様を王室まで連れてくるように言われましたので参上致しました。」
それを言い終わると同時に何人かのメイドが俺に近づいてきて、強引に服を脱がされ、着せられと、俺はいつの間にかさっきまで来ていたような半袖半ズボンではなくきちんとした清潔な長袖長ズボンを着せられ髪もセットされていた。
その後俺はメイドたちに連れられ王室へと向かった。
メイド達の案内で王室の前まで来た俺は王室の扉を開けて中にはいる。中は美しい光沢を放つ滑らかな黒い石造りの壁で、これまた美しい彫刻が彫られた巨大な柱に支えられ、天井はドーム状になっている。
中心には大きな椅子がありそこには魔王と思わしき人物が座っておりその近くには複数の武器を持った護衛?のような人が立っていた。
そして魔王と思わしき人が口を開けた。
「ようこそ、魔王国、王都カセレスへ。ハマウラ カイジ殿、歓迎しますぞ。わしは、魔王国にて魔王の地位に就いており、この国を収めているものである、名を、メフィスト・フェレスである。以後、宜しくお願い致しますぞ」
そう言って、フェレスと名乗った魔王は、微笑を見せた。
そんな魔王を見て俺は少し困惑してしまった。
「さて、カイジ殿においてはさぞ混乱していることでしょう。一から説明するのでな、まずはわしの話を最後までお聞き下され」
そう言って始めたフェレスの話は実にファンタジーで、どうしようもないものだった。




