夏の終わりは定番の花火大会 その1
カランカラン♪
「いらっしゃいませ〜♪って...何だ、恵子か」
「ちょっと!客に対してソレはないんじゃない?」
(客ねぇ...)
出迎え鈴の音に反応して振り向いたら、ソコにはニヤついた恵子が居た。
どうせまた私が見せた愛想笑いを面白がっているのだろう。
「こんな所で油売ってて良いの?」「その言葉そっくりそのまま返すわよ」
「あら?いらっしゃい♪」「お邪魔してます♪」
「そう思うなら「ウルサイ」ったく」
私と恵子が互いに悪態を吐いていると、声を聞いてやって来たのだろう。三歳を抱いて、かなちゃんが出て来た。恵子はそんなかなちゃんに近寄り
「今日も可愛いねぇ♪」
などと言いながら相好を崩す。しかも...
「アナタ、みっくんにまで色目使うの?」「あらぁ?君も私にメロメロなの?」
そんな事を言いながら、みっくんの頬を突付くと
「あうぃ〜♪」「カワ〜〜〜♪」「マジか...」「うふふっ♪」
みっくん超ご機嫌である。コイツ...尚弥さんだけでは飽き足らず...
そんなやり取りを呆然と見ていると
カランカラン♪
「いらっしゃいませ〜♪」「ただいま...」「...ぷっ!?」
一成が帰って来た。私を変な眼で見ながら...
「パブロフの犬みたい♪」「うっさいわね!」「ぶ...うぇええ〜ん!!」
「シマッタ!?」「はいはい♪大丈夫よ〜」「ごめんね」ベシッ!
ウェルカムベルを条件反射の鈴扱いしないでと思いながら、みっくんに謝ろうと手を伸ばしたら...
「ペイってされた」「あははははっ!」「相変わらず(性格が)酷ぇな」
恵子の一言に至極当然の事を言った一成。だったが...
「何ですって!」「やべっ!逃げろ!!」「待ちなっ!!」
追いかけっこを始めた恵子と一成を見ながら、私は思った。
(幸せって、こういう事なんだろうな)
もう二度と、こんな風景が訪れる事は無いのだと...
読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)
☆☆☆☆☆評価…可能であれば…
リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪
感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"




