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鉱山の入口に到着したのは、日が昇る少し前だった。
馬の管理をするドワーフを残してアラン達は馬を降り、アレクセイの誘導で移動していく。
残されたドワーフ達は、本隊が到着するまで約半日、敵の領域での待機することになるなるため、行くも残るも過酷な任務だ。
アレクセイは入口とは離れた場所に移動しているが、それはかつてドワーフ王が、魔王の襲撃の際に落ち延びた経路らしい。
現状どうなっているかは定かでは無いが、正面からよりは安全との考えからこの経路が選ばれた。
人が一人通るのがやっとの道を、距離をとりながら進んでいく。
風化によるものか、道のあちこちは半ば崩壊している所もあり、移動はなかなか進まない。
崖を這うように登っていった先に、その入り口はあった。
アランが王より託された鍵が、朝日を浴びて照らし出された秘密の扉を開く。
かび臭い空気とともに、重苦しく扉は開かれた。




