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アレクセイは、まるで我が家のように通路を抜け、少し広い部屋へと案内をした。
通路は魔力を吸った苔が光を発していて、歩くには支障が無い。
ドワーフ王と年の近いアレクセイは、若かりし頃ふたりで鉱山のあちこちを探検していた。
当時のドワーフ王からお叱りを受けることもあったが、懲りもせず探検を続いていた。
だかそんな事も、魔王の襲撃によって終わりを告げる。
アレクセイは、表情を変える事も無く、
「この部屋は隠し部屋なので、ここまでは発見されなかったようだ。この扉からは普通の通路になるので、
気をつけて行こう。準備はいいか?」
全員がうなずくと、アレクセイは扉を押して開く。
轟轟と低い音が響く。
「やはり採掘は続いているようだ。おっと忘れていた。皆初めてだったな、ここが我等が故郷『マイン』だ。」
それは光る苔が生える大穴の周りを、螺旋状の階段が底なしに続く様は、まさに『鉱山』に相応しい景色だった。




