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「万全とは言い難いけど、フレアのお陰で少し魔力が回復したよ。フレアは大丈夫?」
ほとんどの魔力を使い切っていたラディッシュは、寝ただけでは回復しきれないので、フレアから魔力を貰った。
この方法は他人に見せられるものではないし、ラディッシュもフレア以外からこの方法で魔力をもらうつもりもない。
フレアは魔力も体力も使ってしまうが、受け渡す方法がフレアには無いので仕方がない。
そもそもフレアの魔力の総量は、寝たら回復する量なので受け渡すことには何の抵抗もない。
ただ、莫大な魔力を持つラディッシュにとってはおやつ程度の魔力補給だろうが。
「まぁほとんどの空っぽだけど、寝たら大丈夫だと思うよ。それよりアラン達に合いに行こう。きっと待っているよ。」
フレアは、日に照らされたラディッシュの幼い後ろ姿にドキッとしながらも、余りジロジロ見ないように急いで着替えた。
身支度するラディッシュの大人びた仕草と、見た目のアンバランスさに少しクラクラしながら、その着替えを待った。
しばらくすると、扉から呼び出しを告げるノックが鳴り響いた。




