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 部屋のドアをノックする音でフレアは目を覚ます。


 部屋の前で警戒していたドワーフが、


「アラン様が先ほど町に到着されました。急いではいないが、体調が戻ったらお会いしたとのことです。」


 と告げた。


 フレアはそのドワーフに時間を尋ねるともう少しで昼食だというので、


「昼食で合いたいと伝えて下さい。」


 そう頼むと再びラディッシュの元に戻った。


 寝具の中で、とても他人に見せられない姿のラディッシュは、フレアが戻ってくると、


『離れちゃだめ』


 フレアに絡み付くと他人に聞こえないように伝えた。


 密着すると言葉を使わなくても会話が出来るこの方法は、今までも何度もしていたが、今回は若干違っていた。

 

 次にラディッシュとフレアから離れたのは、先ほどのドワーフが食事を告げに来た時だった。

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