93/122
93
体勢が崩れたオークを一瞬で倒すと、返す刀で反対側のゴブリンを一刀した。
瞬く間に退路を作ると、ラディッシュを引っ張って脱出した。
オーク達も追う素振りは見せず、追撃に出ているドワーフ達から逃れるように敗走している。
ドワーフ達も深追いはせず、オーク達のとどめをさし、その屍を積み上げていく。
放置すると別の魔物がやって来たり、不衛生になるので焼却するためだ。
ある程度集まると、次々に火を放つ。
あちこちで勝利の狼煙があがる。
初戦は、ドワーフ達の勝利のようだ。
日は段々と暮れていくが、それでもドワーフ達は警戒を怠る事なく、町の周辺に目を光らせている。
勝利の立役者の二人が町に戻ったのは、日がすっかり暮れた後だった。
町に戻った二人は賞賛の言葉をもって受け入れられた。
面会は厳しいそうだったため、二人には、すぐに食事と警戒のついた寝室が与えられ、面会は翌日となった。
当初は別々の部屋を用意されたがラディッシュが断ったため、同じ部屋で休息した。
ラディッシュが寝付いたのを確認して、少し警戒しながらもフレアも眠りに落ちた。




