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宴会も一段落して、たいていの者か、部屋に帰るか酔いつぶれてそのまま寝ているかの状態の中、アランなどの主要な者達は暖炉の前に集まり、ゆったりとした時間を過ごしている。
「フレア、よく戻った。丁度明日、失われた町へ移動するところだった。我々は、既に失われた町に宿営地を作り、各地に散らばった同胞が続々と集まりつつある。改めて、祖国の奪還のため力を貸して欲しい。」
目的は違えど、倒すべき相手は同じようだ。
フレアがラディッシュを振り返ると、ラディッシュはゆっくり首を縦に振った。
「余り力にはなれないかもしれませんが、ラディッシュとともに協力します。」
「ありがとう。『勇者の仲間は死しても蘇り、必ずや悪を倒すであろう』太古の予言者の言葉だったか。我々にとっては夢なのだよ、故郷に帰ることは。魂だけになっても、ワシは仲間を故郷に連れて行く。」
アランの強く熱い思いに当てられたように、フレアとラディッシュは、アランを見つめていた。




