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 フレアは久しぶりにゆっくり寝る事が出来ていた。


 アラン達は、フレアには及ばないものの、なかなかの手練れが多く、かつ同じ出身であるため、ある程度意思の疎通がとれており、多少魔物が強い場合は、チームワークで乗り切る。


 また、アランの使う戦斧は魔力を持つこの世で最も硬いと言われる鉱石から作られていて、刃ぎりぎりまで装飾がされているだけでなく、魔力を持つ者が振るうと、黒い刃が雷を纏うため、『雷神の戦斧』と呼ばれている。


 大抵の魔物はこの『雷神の戦斧』にたたき伏せられてしまうため、フレアの出番はほとんど無かった。


 しかも、もともとの街道跡を行くため、道はそれほど良いとは言えないが、それほど魔物との戦いも多くない。


 一行の半数は荷物と一緒に馬車移動で、残りは徒歩で襲撃に備えて警戒移動している。


 馬車移動している間は休息となるので、足を目一杯は伸ばせないが、これまで一人旅に比べれば疲労度は雲泥の差だ。


 ありがたみを感じながら、再び眠りに落ちた。

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