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 『失われた町』の廃墟(はいきょ)が遠くにかすんで見える頃には、夜を迎えた。


 後少しで到着するので、ここが最後の休止点だ。


 アランは、余り近づきすぎると何かあったときに対応できないのことと、バラバラになったときの集合点を考えて、ここにある程度の戦力を残して行くことを考えている。


 こういった場合、本隊を動かす前に情報を集めるために偵察をさせるが、それを行う者を斥候(せっこう)という。


 また本隊の前に警戒や護衛などをする、いわゆる露払いをする者は前衛(ぜんえい)と言われていている。


 今回は前衛に近い行動をするため、どちらかといえば戦闘に優れた者が望ましい。


 アラン達の参謀役のアレクセイか真っ先に志願したが、アランにより却下されたため、最終的にはリーダーのアラン、弓手のドロン、短剣使いのレイク、ハンマー使いのソルトと希望したフレアになった。


 アレクはアランの旅の一行の中で、最も既知(きち)の者であり、この様な場面では最も信頼がおける。


 アランに何かあっても、冷静な対応をするだろう。


 自分に何かあったら全員を率いて王の元に戻るように言っておき、薄明(はくめい)時期に目的地に到着するため、アラン達は準備を含めたつかの間の休息をとった。

 コメントを頂けた場合は、なるべく後書きでお返事したいと思います。

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