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 木立から飛び出してきたのは、毛むくじゃらで小柄だが、筋肉質な体の男たちだった。


 全員、金属で補強された皮の鎧と戦斧を身に着けていて、どうやら『戦士』のようだ。


 余り近づいてこない感じから、『射手(いて)』や『魔法使い』が見えないところにいるようだ。


 しばらく膠着状態が続いていたが、一人の『戦士』が一歩前に出てきて、

 

「お前は、なぜここにいる。」


 と質問をしてきた。


 この距離なら逃げ切れそうだと判断したフレアは、余計な警戒を解くために太刀を腰に差し直し、

 

 「町に向かっています。今はその途中です。」


 と答えた。


 男たちは少しざわついて、

 

「この辺りは魔物だらけで、しかもこの先には人の住む町はない。何が望みだ」


 質問をしてきたリーダーらしき『戦士』が質問を続けた。


 「私は魔王を倒すために必要な『モノ』を探しています。ここまで来れるほどの強さの貴方たちなら、むしろその『モノ』のありかを知りませんか」


 「もしや、伝説の『勇者』の残した『モノ』のことか?」


 男たちのざわつきが激しくなった。

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