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『盾』の魔法は魔力による強い気流を瞬時に作り出して、飛び道具などの軌道を逸らしてくれるので、後方にいることが多く、飛び道具で狙われやすい魔法使いには必須である。
ただ効果時間が短いので、過信は禁物だ。
フレアはすぐに唱えられる準備をしながら、太刀に手をかけている。
太刀はわずかに反り身の片刃の剣で、突く又は切ることに特化していおり、身長の半分程度の長さが使いやすいが、長さで間合いを計られないように鞘は少し長めに作られている。
フレアは太刀に手をかけたまま、矢の飛んできた方へゆっくり移動していく。
範囲の大きな魔法を放ってから時間差で飛び込むのが効果的だか、余り大きな威力の魔法は、まだ気が付いていない魔物まで呼び寄せてしまう可能性が大きいので、出来れば避けたい。
低い木々が茂る木立にもうすぐ付きそうな時に、
「動くな」
声とともに、数人が木立から飛び出して、フレアを取り囲んだ。




