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勇者戦争  作者: 秋月心文


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ゴーレム鹵獲

解放した村では「村民」からは、なぜか冷たい目で見られた。

俺たちに聞こえない程度の声で、いろいろ文句を言っていた。内容までは聞き取れなかったが…。

ツバを吐きかけたりする者もいた。


けれど「村長」という男に歓迎してもらえた。


「村長」は「村民」たちの気持ちを説明してくれた。

「村民」は長く解放されない、この村の状態に対し、

誰にぶつければいいのかわからない怒りを、長い間抱え続けてきた。

もう、精神が擦り切れているような状態だ。

だから、解放してくれたあんた達に感謝しつつも、

ホッとした反動もあって、ついつい、恨み言を言わずにはいわれなかったのだという。


解放された「村民たち」は、前線に置いておくには危険という事で、国にバスで搬送されていった。

バスは、なかなか豪華そうな内装だったので、気持ちよく王国に向かえるだろうと思った。


なぜか「村長」は、そのバスには乗らなかった。

村の長として、いろいろやらないといけない事が残っているのだという。

主人公たちは「村長」が、王国からの「工作員」である事を知らなかった。


こうして「村長」を載せずに発車したバスの中では、

「村民たち」は眠らされ、チューブを繋がれ、エネルギーキューブの材料となっていった。


俺たちは、そうとは知らず「村長」の言葉を信じ1つ村を守ったと喜びをかみしめる。




進んで行くと、機関砲などで武装されたゴーレムに遭遇する。

え?、これって‥‥?。

某ロボットアニメのザ〇やド〇という感じの風貌だ。


もしかしてと、手足を剥ぎ非武装化して、コックピットらしき部分を開けると、

中には、自分たち同様に召喚された日本人のような姿があった。

やっぱり、人間が操縦して戦うものらしい。


鹵獲しようとした際に強力な電魔法で無力化した際に、中の人を殺してしまっていた。

ゴーレム自体も破損が酷かったのか、動かす事が出来なかった。


何より、操作の為に必要なものが見当たらない。レバーも、スイッチも、ペダルもない。

始動する為の、カギみたいなものもない。



剣と魔法だけで、

この大きなゴーレム(機関砲やバズーカで武装されたロボット)と戦うのは無理があると感じた。

俺たち「北方第12勇者部隊」は、敵のゴーレムを鹵獲し、それで戦う事を決意する。




戦闘開始前の敵の拠点に侵入した。そこには、搭乗前のゴーレムがズラリと並んでいた。

そこで、なるべく強そうな機体に乗り込んでみた。


操作は…と探していると、

いきなり、自動的に4点式シートベルトで体が固定され、

あちこちから、先の尖った鋭利なチューブが、まるで触手のようにウネウネと飛んできて、

体のあちこちに刺さった。とても痛い。


痛みに耐えていると、刺さっている部分から、血流が急速に速くなったような感じで、

体全体が体の内部から、暑くなっていくような感覚を感じ、その暑さが脳に届いた感覚をし始めると、

少しの間、意識を失った。


他のメンバの話からすると、数十分間、反応がなかったらしい。



目覚めてみると、ゴーレムと自分は一体化していた。

刺さった部分も痛くなくなっているばかりか、体がスッキリだ。

昨日、ぶつけて、少し痛かったハズの左腕の痛みさえ消えている。


視覚も、聴覚も、嗅覚も、触角に至るまで、完全に自分と同化していた。

自分の感覚を捨て、ゴーレムの感覚だけを感じてるみたいだ。


だから、歩いたり、跳んだりしたいと思えば、自分の体のように、

いや、自分の体以上にスムーズに動かす事が出来た。



俺は、運動音痴だ。

運動音痴というのは、要は自分の体を、自分の思っているように動かせてないという事だ。

自分の体が、どういう状態なのか把握してない状態で、動かそうとするから運動がうまくできないのだ。


けれど、このゴーレムに乗っている間は、ゴーレムの体が、どういう状態なのか、

自分の体以上に、正しく出来る。

キャリブレーションが行われて補正されているって事だろうか…。


だからこそ、自分では出来ない高い動作を行う事が出来た。


羽根のついたゴーレムに搭乗した時は、生まれた時から、羽根を持っていたかのような感覚で、

自由に空を飛ぶ事が出来たし、急な突風にも、危なげなく対応出来た。


なんというか、すごく、おもしろい。




このまま一生、同化したままになるのではと不安になったが、

ゴーレムを降りようと考えるだけで、体に刺さっていたチューブが離れ、

キズ跡は自動修復され、穴もなくなっていた。



もう1度、ゴーレムに乗ろうとすると、やっぱり、あちこちから、先の尖った鋭利なチューブが飛んできて、

少しの間、意識を失った。

2回目以降は、意識を失っている時間は、1瞬だった。



このロボットは、操作する為に、特殊なチューブをつなぐ必要があり、

何も施術なしで乗ろうとすると、体に鋭利なものが刺さり、毎回痛い思いをする。


けれど、そのチューブで、感覚を共有し操作が可能になる。

実際には、チューブを通じて体内に挿入されたナノマシンが体中に浸透し、

ゴーレムと一体化する事が可能なのだ。


こうして、安全を確認?した俺は、隊員確認に、ゴーレムへの搭乗を命じた。

調理スキルの人も、鍛冶スキルの人も、これがあれば、きっと安全に戦えるだろう。




こうして、鹵獲したゴーレムで、魔王軍と戦い、それなりに、戦果を上げていった。


すると、突然、俺たち「北方第12勇者部隊」が、

魔王軍に下ったという理由で、王国から指名手配を受けた。



どういう事?。

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