110話 ヴィルだから分かる事
「って事でヴィル君、オーフに行きたいからトートの権力マシマシな雰囲気の魔道馬車、かーしーて!」
「……はぁ???」
ある程度は魔法でどうとでも出来るだろうと最低限の旅支度を済ませた葵が意気揚々と向かった先は、以前ルシエに背負われて足を踏み入れた王宮の庭園だった。案の定嘗てと同様に数人の書記官たちと書類に追われていたヴィルは堂々と現れた少女の存在に目を丸くする。まさか誰よりも権力を嫌う彼女が、以前誕生日の記念品として渡した書庫を自由に出入りできる権利に付随するオマケの城内を自由に散策できる許可証を持って自分の元へ現れるとは想定もしていなかったのだ。開口一番向けられた頼みごとに素っ頓狂な声を上げたヴィルは少しだけ考え込むように俯いて、それから思考を停止させて苦笑を浮かべた。
一度足を踏み入れた場所なのだから、最近完全に覚えた転移魔法を使ってオーフへ向かう事は容易だった。けれども現在魔王討伐に付随した様々な国内事情で騒がしいオーフに正式に入国した方が、オルコスに伸し掛かる負担も減るのではないだろうかと考えたのだ。同時に、最初で最後になる一人旅を落ち着いて楽しみたいと考えたからでもある。そこで辿り着いたのが、以前オーフに向かった際はオルコスが用意してくれた魔導馬車を、今度はヴィルに用意してもらう事だった。本体だけ貸してもらえれば操縦や魔力の補充等は葵一人の力でどうとでも出来る。その一心で突撃した王城で多少やつれた雰囲気を纏ったヴィルは、それでも久方ぶりの葵からの対面の機会を素直に喜ぶことにしたらしい。勿論疑問符は消えていないが。
「えっと…オーフ?どうしていきなりそんな結論に至ったんだ?」
「別に突然って訳でもないんやけどなー。強いて言うなら、ウチの目的兼元の世界に還る為の手段の答えが、オーフにあるんよね。どうしてもルコちゃんの力を借りたくて、ウチがスムーズ…じゃなくて、すんなり?オーフに入国できるような書状を用意してもらえると助かるんやけど…」
「元の世界に…」
葵自身どこか曖昧な説明を並べていけば、一つの言葉に弾かれたようにヴィルは表情を変えた。深く追求したくなる感情をぐっと堪えようとして、上手くいかなかったのだ。そんな様子に僅かに肩を竦めた葵は、それ以上何か反応を示す事はしなかった。ヴィルの反応など予め想定済みだったのかもしれない。
「えっとね、例の討伐報酬?あれ、ヴィル君が直接望まれたものを用意するって言ってくれたやん?早速やけどそれを使いたくて!忙しいところで押しかけちゃってごめんね?」
「いや、その程度報酬の中にも入らないし勿論用意は直ぐ進めるが…アオイ、一人でオーフへ向かうつもりなのか?」
「うんっ、アオイちゃん初めての一人旅~!」
「うぅむ…チト、は今の状況じゃ不味い空気になりそうだ。ルシエは俺の補佐を買って出てくれていて、今手放すと完全に業務に不足が生じる。オルコスを呼び出すのは流石に厳しいだろうし、ソフィに関しては正直何を考えているのかさっぱり分からないし、そもそも簡単には捕まらないだろう。余計に話を拗らせる位ならいっそ俺が時間を作って…いや、直ぐには厳しいな。アオイ、時間を、」
「ちょっとヴィル君!?なんかウチの事めっちゃ馬鹿にしとらん!?」
葵の発言を前に全力で頭を抱えたヴィルは、懸念点を打破するべく全力で思考を回しているのか葵のツッコミが届いている様子はない。ぶつぶつと零れる独り言に葵は文句を重ねるが、内容を聞いていれば総じて葵の一人旅を阻止するべく結論が進んでいるらしい。流石に腹が立ってきた葵が頬を膨らませて睨みつけても声が届く様子はなかった。仕方なくしびれを切らした葵が無言で呼び出した杖を片手に軽い魔力弾を放てば、反射的に杖を握りしめたヴィルが結界魔法を無詠唱で展開した。一瞬の沈黙後、慌てる文官たちを横目に瞳と輝かせた葵は机に手をついて身を乗り出した。
「ヴィル君、めっちゃ成長!!」
「流石に…驚いたぞ。急に何をしているんだ、不敬罪で首をはねられても文句は言えないぞ」
「だってヴィル君ウチの話全然聞いてくれんかったんやもーん!」
「お前は面倒臭い彼女か???」
魔王討伐と言う圧倒的偉業を成し遂げて以降、ヴィルは無意識で周囲を警戒する高等技術を身に着けていた。それは既に次期国王がヴィルの兄である第一王子に決定されているにも拘らず第一王子派閥に付く一部の貴族たちがヴィルと言う存在を恐れて襲撃者を送り込んでくる状況への一番の対策として役立っている他、思考の波に沈み込んで余りにも話が通じない状況でルシエやチトが魔法ひとつで引き戻す手段として使われている。そんな事実は知らない筈の葵は、それでも今のヴィルであれば正しく結界魔法を用いて対処できるだろうと判断して今回の暴挙に至ったのだ。結果としてヴィルは正しく攻撃を防ぐことに成功したが、そうでなければ一体どうなっていた事か。慌てる文官たちを沈めたヴィルは呆れたようなため息をついて不満気な葵を宥める事に集中する。ケラケラと楽しそうに笑った葵は、それから表情をすんと落としてじっとヴィルの瞳を見据えた。
「あのね、ヴィル君。私は独りでも大丈夫だよ?元々、そうだった訳だし…。今日ヴィル君の元を訪ねてきた理由は、勿論入国手段に関するお願いもあったけど、それはあくまで前置き。なんだろう…ヴィル君には、ちゃんと伝えておくべきだなって思ったから」
「……その後の話、だな。大方例の生死に関わる話だろう」
「せーかい、流石ヴィル君」
大袈裟な溜息を敢えて吐き出したヴィルは、全ての個人的な感情を一度全て飲み込んでから文官を下がらせて椅子に深く腰を掛けた。事前に用意されていた随分とぬるくなった紅茶に口を付けつつヴィルの正面に位置する席を指し示せば、葵は素直にその位置に腰を下ろして緩く口角を持ち上げた。無表情でも、普段の無邪気な笑みでもない。穏やかで物静かな少女が浮かべる様な、そんな見るものの視線を僅かに引き付ける美しい表情だ。そんな様子に肩の力を抜いたヴィルは、敢えて一切の表情を落とした無表情のまま葵を見据える。
「それで…どうするつもりだ?元居た世界に還るつもりはあるみたいだが」
「うん、もちろんその後の話をしにきたんだよ。私ね、元の世界に還ったら…■■を■えるようにしようと思ってる」
「な、」
指先で美しく磨かれた机の端をなぞった葵は、へらりと何処までも気の抜けた僅かに困ったような表情を浮かべた。困るのは未来でも今の状況でもない。そんな結論に至った自分自身に対して向けられた、どうしようもない情けなさと呆れこそが真意だった。優秀であるが故に直ぐ一つの結論に辿り着いたヴィルが慌てて口を挟もうとするのは事前に想定済みだったのか、喉を震わせるより先に葵は言葉を続ける。
「別に、自暴自棄になってる訳じゃないよ。可能性がない話じゃなしい、もし上手くいかなかったとしても…それならそれで受け止めるつもり。やっぱり私、この世界が大好きになっちゃったから…なんて、未練ばっかりで情けないね」
意識しなければ気付けない程僅かな震え、相手を安心させる為だけに浮かべられた不器用でどこか危なっかしい笑み。全てが、普段見せる葵の姿からかけ離れていた。それでも、他人の為に自身を意図も容易く偽り笑みを浮かべる、そんな本質は決して変わって等いなかったのである。息を呑むヴィルを前に何を思ったのか、僅かに視線を卓上に落とした葵は再び口を開く。その違和感ある行動はまるで、ヴィルの反応を聞きたくて自ら発言を進めたのに、その先の答えを聞きたくないと感じている様にヴィルは思えた。
「色々、断ち切りたいって訳じゃないの。でも、私はこの世界にとって明確な異分子だから。何より…私の想定が正しければ、どのみち一番の目的を達成するためにはこの世界に残れないから」
「……一番厄介なのは、ソフィだろうな」
「ぁ…、うん、そうだね」
ヴィルには文句も言い分も、伝えたいことは幾らでもあった。直ぐにでも発言しろと、目の前の少女の危うさを前にどうにかその手を掴めと、脳内は警鐘を鳴らしている。だって、そう言葉を並べた葵の表情が未だかつてない程に穏やかで、どこまでも寂しげだったから。ヴィルには葵の目的が分からない。元の世界がどんな場所なのかも結局知らないままだし、葵がどんな過去を抱えているのかだっておおよそ察する事は出来ても正しく知る機会はこれまで一度も訪れなかった。それでも、分かるのだ。分かってしまうのだ。葵の発言の意図が、その奥に明確に表された結論が。
だからこそ、ヴィルは全てを呑みこんで明後日の方向に言葉を向けた。それが他の誰でもない葵自身が導き出した答えだと言うのなら、余計な事を伝えて不必要に迷いの感情を引き出す理由など何処にもなかったからだ。どうせ結論はもう決まっている。葵は一度決めた事は必ずやりきる性格だと、短い期間でもヴィルは十分に理解していた。深く考えているようで、実のところその場の感情で動く事が多くそれを理由に後で引けなくなる場合も多々ある事も。暫く様々な記憶が巡って、結局浮かんだのは疲れた笑みだった。
「アイツは世界の調整者様だからな…間違いなく阻止してくるんじゃないか?」
「実際、似たような事は言われてる。でも、何となくだけど……今のソフィなら、大丈夫な気もするんだ。きっと許してくれる、寧ろ…導いてくれるかも。…って、はは、ヴィル君そんな顔しないでよ。私は平気だからさ、きっとやり遂げてみせるよ」
ただ少し取り繕うのが得意なだけの、気弱で真面目な少女だった。無理に自身を奮い立たせる事で、自分の逃げ場を敢えてなくす様は後に引けない事を色濃く示している。揺れる瞳で、震える指先で、落ち着かない視線で。それでも、決して自分の意志だけは曲げない不器用な誠実さ。損をする性格だろう…自分と、よく似ている。
ヴィルには葵の全てが痛いほど理解できた。周囲の為に取り繕った自分を作り上げて、いつからかその境界が分からなくなって。自分なら大丈夫だと言い聞かせている内に本当に大丈夫だと勘違いするようになって。そうしてヴィルが失くしたのは、感情のままに動く自分だった。ヴィルの行動の前後には全て、第二王子としてのヴィールが付きまとっている。それはたとえ、ルシエを前にしても変わらない事実だった。いつだって、ヴィルは国の事を一番に考えている。自国の利益を計算した上で、残った僅かな隙間をルシエや葵達で埋めていたのだ。今だって、世界情勢を揺るがす異世界人と言う存在を前に、ヴィルの理性は感情と言い争って止まない。
…馬鹿か、そんな事を言っている場合かよ。
「馬鹿、だな」
「へ、?」
「俺も、お前も、本当に馬鹿だ」
「なん…、…ちょっと、ヴィル君?……っひゃ、」
感情が、本能が、ヴィルの脳内で勢いよく埋め尽くされていく。グチャグチャに殴られて原型を失った理性はどうする事も出来ず、呆れた様に白旗を振った。その瞬間もう、自分が止まらない事を悟ったヴィルは何も言わず勢いよく立ち上がった。普段のヴィルらしくない、荒々しく机に膝をぶつける様な強引な立ち上がり方で椅子は背凭れから倒れてしまう。紅茶は荒々しく卓上に零れて書類を汚した。困惑気味に状況把握に勤しむ葵の元へ無言のまま近付いたヴィルは、そのまま僅かに怯えた様子の少女を勢い良く抱きしめた。時間が止まる、そんな錯覚と共に。
「この大馬鹿者!!そこまで素を見せつけておきながら、今更本心を取り繕うだなんて真似するな!!どうせ結論は変わらないんだろう、だったら寂しいなら、哀しいなら、苦しいなら、素直にそう言葉に表せ!!!」
「ぇ、え…??」
「言いたいことはハッキリ言え、深掘りするなって言いたいなら中途半端に実情を口にするな、端だけ毎度チラつかせて、その癖手を伸ばせば逃げ出して、いつもいつも何がしたいんだよお前は、っ俺は!!」
「ヴぃ、るく、」
「俺に態々そこまで伝えてくるって事は、まだお前自身の中に迷いが残っているのに強引に結論を定める理由作りなんだろう!?そんな浅はかな考え、全部オミトオシなんだよバカ!どうしていつも無意識に生き急いでるんだ、回りさえよければ自分はどうでもいいのか?…違うだろう!!自分は良くても周りは良くないんだ、嗚呼、お前を見ているとつくづく自分が嫌になる。自分以外の事しか見えていなくて、いざ実態をぶつけられると訳も分からず困惑するしかなくて!!こっちだって必死なんだ、分かるだろう!?」
―――それは、ヴィルがずっと葵に対して抱えてきた本心だった。二人は互いに嘘と本心を交えた関係性であったが、こうして時折葵が一方的にヴィルに向けて本音をぶつける事があったのだ。その全てを黙って受け入れるだけで一切触れてこなかったヴィルだったが、気になるものは気になる、それは人間の嵯峨だった。ふざけるな、と思う事も多々あった。それでも文句を口に出来なかったのは、自分がルシエに対してやっている事と殆ど同じだったからだった。葵は個人の事情を餌にヴィルとの関係性の継続を望んだ。何も言われない、本音を零せる相手を望んだのだ。ヴィルは、ルシエに国家の事情を持って関係性の継続を望んだ。婚約者と言う関係性を餌に、彼女が離れられない理由を作ったのだ。全て、同じことだった。
きっと葵は、彼女にとって壮絶と言える過去を背負って生きてきたのだろう。この世界に居た期間は非常に短いのに、この世界に関する多くの秘密を知っている。そんなものを抱えていると敢えて見せつけられれば当然ヴィルは気にするし、心配もした。少しでも秘密の重さを肩代わりできないだろうかと真剣に考えた事だってあった。毎度、不可能だろうと結論を正しく導き出す事が出来てしまって落ち込んだ。
今だってそうだ、葵は不可視の未来に繋がる問題を独りで判断し、全て終わらせようとしている。ヴィルの元に来てくれたのは、精々これまで曖昧な態度をとってきた事実に対する贖罪の様なものだったのだろう。全て理解できる、だからこそ腹立たしい。世界の危機と言う絶対的な問題が過ぎ去った今、いつどの瞬間ふらりと消え去ってしまうかも分からない不安定な葵と言う少女を前に、今更取り繕っている理由も意志もなかったのである。
「本当に腹立たしい、俺がお前と二人きりになる度どんな気持ちになっていたのかも分かっていない癖に、俺だって分からないのに!!分からないくせに、分かりやすい…そういう所も全部含めたのが、アオイだろう?どうしたら伝わるんだ、どうしたら伝えられるんだ、俺は一体どうすれば……いいんだ、アオイ……っ」
涙交じりの慟哭に乗せて言いたいことを全て言い切ったヴィルは、ローブの裾を情けなく握りしめて縋る様に崩れ落ちた。しゃくりあげるように小さな嗚咽を零す情けない姿は本来第二王子が一般人に向けてよいものでは決してない。それどころか、他者の誰にも見せてはいけないものだった。明確に態度を変えたヴィルを前に、葵は戸惑う以外の手段を持たない。どうしていいのか分からず宙に浮いた掌は、結局何に触れるでもなく不自然に浮いたまま放置されることとなる。
葵には分からない。これまで家族を除いてほとんどの他者から深く愛された記憶を持たないまま子供ではいられなくなってしまった彼女には、溢れるほどの愛を受け止めて答える方法が分からなかった。目の前のヴィルが明確に何かしらの強い感情を葵だけに向けてくれている事は理解できても、どう返すべきなのかが分からなかったのだ。与えられるもの全てを疑う事でしか生きることが出来ず、嘘に嘘を塗り重ねて生きる事が日常だった葵にとって、これまで決して前提を歪めてこなかったヴィルの変わり様は到底理解できるものではなかったのだ。ただ唯一分かる事は、今のヴィルが葵に対して、葵がチトに向ける恋情に含む諦観に等しい感情を向けてきている事だけ。
迷いに迷った葵は結局ヴィルの肩に僅かに触れて、ゆっくりと顔を合わせた。案の定交わった瞳の目尻に浮かぶ雫に目的を見失いそうになりながらも、どうにか踏みとどまった葵は必死で言葉を選んで口にする。
「その……ごめん、なさい。今の私にはヴィル君が伝えたいこと、何も理解できない。でも、絶対に分かるなんて嘘をついちゃだめだって思うから、だから、ごめん」
「今は…その解答で許してやる。寧ろここで嘘をついたらお前の首を絞めて殺して、それから俺も死ぬつもりだった」
「し、心中?大袈裟な…」
「大袈裟でも何でもない。俺の一度懐に入れた相手に対する想いを見誤らないようにな?お前が思っている以上に、俺はお前の事を愛しているんだから。例えアオイが元の世界に還ったとしても、その先どんな選択をしたとしても…俺がいつか、絶対にお前を見つけ出す。来世でも、差来世でも、どれだけ時間が掛かったって構わない。また俺達…六人皆で、一緒に過ごせる世界を作って見せる。……逃がさないからな、覚悟しておけ」
「それは……ふは、キモイなぁ」
普段の茶番同様に滅茶苦茶な暴言を吐きながらも、冗談とは思えない重たい感情が込められた言葉を前に葵は素直に引いた。それでも、未だ自分に縋る様に蹲るヴィルの身体を引きはがすような事は決してしなかったし、寧ろ恐る恐る屈んで背中に腕を回す事さえして見せた。胸元に抱き寄せて見せればみっともなくぐずぐずと泣き言を言い始めたので、苦笑を零し肩を竦める。かなり離れたところから様子を窺っていた文官たちが困惑と驚愕に動揺する様子が見えたので、そっと口元に人差し指を当ててその手でヴィルの頭を撫でつけた。大きな子供、早く大人になりたかった子供。幼少期と言う時代をどこかに忘れてきてしまった、自分と似た在り方をする大人。
ヴィルはなんだか、お兄ちゃんみたいだ。ルシエ…否、魔導書内の迷宮で出会った探に感じた全幅の信頼を預けられる姉とは違う、優秀な癖に仕方がないダメな兄。脳内で始まった家族ごっこを前に自己年齢を思い出した葵は、今度こそ吹き出してしまうのだった。
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