第106話 華麗なる論破と、天使の仮面の裏側
ギルベルト・マルコシアス。
ここアイルナバロー連合帝国の北西に位置するインリューラーク王国からやって来た傭兵出身貴族。
そんな彼とローゼルは目が合う。
まるで吸い込まれそうなほど、蒼い瞳。
「クレインバール卿!」
訓練場に怒声が響き渡った。
刑部省の棟からオークレー次官が怒り肩でやって来た。
顔を真っ赤にさせ、青筋すら立っている。
どしん、どしんと地面を踏みしめる効果音が聞こえてきそうなほどの足踏みだ。
「いやはや、これは相当お怒りのご様子」
トーマスは皮肉めいた笑みを浮かべた。
「どういうことだ、クレインバール卿!!」
オークレー次官はルシアンに食って掛かる。
「せっかく異国から強い貴族出身傭兵を呼び寄せたというのに、半分以上が辞退したそうじゃないか」
「そうですか。致し方ありませんね。
——鍛えれば戦力になったでしょうが、非常に残念です。
彼ら自身が辞退を選択したのであれば、尊重するしかありませんよね」
ルシアンは真っすぐオークレー次官と向き合い、にっこり笑った。
「何が尊重だ、これでは虐待ではないか!」
「虐待?
言葉が過ぎますよ」
ルシアンが一歩オークレー次官にぐっと迫るように近づく。
反射的に、オークレー次官は背中を反らした。
「そもそも今回の契約、試用期間中でも新人騎士より破格の待遇ですよね。
でしたら、それに見合う実力を示してもらわねば困ります 。
日常の、ましてや今日のような他愛ないレクチャー訓練にすらついていけないようでは、到底務まりませんよね」
ルシアンはしゃあしゃあと続ける。
「いいですか。
私は決して彼らを否定してませんし、いじめておりません。
彼らの今後の活躍を期待して、お給金の高さに応じて訓練したにすぎません。
底辺の新人騎士であれば、まだ手加減はしますが――
あれでは契約書相応の高給はお支払いできませんよ。
実に残念です」
残念そうな素振りでルシアンはため息をつく。
だが、オークレー次官は怒りが収まらない。
「それは貴殿が決めることではない。
貴殿より上の次官である私だ」
「あはは! 何をおっしゃってますか。
次官は相変わらずご冗談がお好きなようですね」
ルシアンは乾いた笑い声を上げた。
「なにぃ?」
「此度の衛兵の管轄権について、次官の独断で総務省に移行したことにより、王城内の治安が悪化してしまいました。
このことに陛下は御心を痛めております」
ふと真顔になるルシアンに、オークレー次官はびくっとする。
「いや、あれは大幅な予算削減にも繋がり、そういった点を見ていただきたく……」
「予算削減?
はっ、お戯れを」
オークレー次官の言葉に被せるように、ルシアンは嘲笑う。
「その浮いた分はどこかしらの商会や貴族の懐に入っていたようですよ。
それはご存知でした?」
「え……、し、知らん」
「ほう、ご存じない。
このことは財税省と総務省の合同調査によって、明らかになっております」
「な、なんだと?」
「まあ、そういうことで昨日の閣議会議により、オークレー次官はすべての人事権を喪失しました」
「は?」
オークレー次官は滑稽なまでに、口をあんぐり開けた。
「今回の傭兵諸君についてはすでに人が動き、契約内容が履行してしまったので、やむなく宰相府も受け入れた形ですが、本来でしたら、採用は却下され、違約金問題はオークレー次官お一人の肩にかかる問題でしたよ」
「なぜ、私一人に?
採用基準について明文化せず、最終的に許可したのだから国の問題であろうが」
「まあまあ、最後まで話を聞いてください」
やんわりとルシアンは宥めるような口調になる。
「ですから、グロウディーナ公爵に感謝してくださいね。
かの御仁のお陰で、オークレー次官は首の皮が繋がったわけです」
「どういう意味だ?」
「今、彼らの受け入れすべてを却下すれば、公爵いわく『我が国が排他的で差別主義、なおかつ友好国の貴族の皆様方にご迷惑を掛けることになる』と陛下に献言されたんです」
「ほう」
僅かにオークレー次官の目が輝いた。
「まあ、友好国や協力国以外の国から来た傭兵が目立つのはかなり気になりますが、このギルベルト・マルコシアスくんのように、友好国代表のインリューラーク王国からわざわざ来てもらってますからね」
ルシアンはぽんとギルベルトの肩を叩く。
「なので、こちらも妥協したわけです」
「妥協……。
やはり、クレインバール卿は彼らを差別し、否定するのか?」
オークレー次官の表情は険しくなった。
「いえいえ、違いますよ」
首をゆっくり振って、ルシアンはオークレー次官の顔を覗き込んだ。
「先程も言いましたが、私は彼らを否定してません。
鍛えればそれなりに戦力になります。
ですが、アイルナバロー連合帝国の魔法騎士団の厳しい鍛錬についてこれなければ、意味がありません。
ここにいる彼らも不幸というものですよ」
「不幸だと?」
オークレー次官は訝しげな目を向けた。
「ええ。残念なお知らせですが、今回採用予定のほとんどは、新人騎士の以下の体力と忍耐しかありませんでした。
あのままでは訓練についていけず、実践でも使えません。
訓練も鍛錬もままならない——そうなれば、こちらはやむなく債務不履行ということで、お約束どおりの金額は渡せませんよね」
「そんなことはあるはずがない。
クレインバール卿が課す訓練が厳しすぎるのだ」
言い返すオークレー次官にルシアンは一瞬黙る。
そして、豪快な笑い声を上げた。
「アハハ!
やはりオークレー次官はお茶目な方だ。
俺の訓練が厳しい?」
くっくっと愉快そうにルシアンは肩を揺らして笑い続ける。
「こんな程度で厳しいと言っていたら、戦場では確実に死にますよ」
不意にルシアンは真顔に戻った。
「死ぬ?」
オークレー次官は、サッと顔を強張らせた。
「はい。当然でしょ。
この訓練、鍛錬は本番で死なないためです。
騎士として最も最悪な結末は、ぽっくり一発で死ぬことよりも、治癒魔法では完治できない重傷を負うことです。
ですが、国を背負い、闘うとはそういうことです。
その覚悟がないのなら、我が国の魔法騎士団を辞退する方が賢明です」
ルシアンは白い歯を見せてにっこり笑った。
いや、あれは「にっかり」と表現した方がいい笑顔だ。
してやったり。
そんな悪戯っ子のような笑み。
トーマスやレイノルド、このやり取りを静かに見守っていた騎士団長たちはクスクスと静かに笑った。
「これはルシアン様に軍配が上がった感じだな」
レイノルドがこそっとローゼルに囁いた。
「うん、そうだね」
ローゼルは思わず小さく拍手をした。
「さて、イースティリア女官。
あの次官が至るところに八つ当たりする前に帰った方がいいよ。
君の姿を見たら鬼の首を取ったようにやってくるぞ。
ただでさえ、ルシアン様とナディア・グロウディーナ嬢の関係性は最悪だからな」
口元に笑みを浮かべながら、トーマスも小声で言った。
「はい、ありがとうございます。
私はこれで失礼します」
ローゼルは蟹歩きで、静かに抜き足差し足、忍び足で歩く。
見咎められる前に、ささっとその場を去った。
*
「おい、イースティリア女官。
君、資料室のミレイユを苛めたんだって?」
ローゼルが法務省契約審査室に戻るなり、シシィ子爵がローゼルに突っかかってきた。
「なんのことですか? 急に」
ローゼルはぽかんとした。
「とぼける気か?
全然仕事ができていないと罵られたとかで彼女、泣いていたぞ」
ざわっと部屋内が二人に注目した。
(は? 泣くの? あれくらいで?)
ローゼルは悔しさ滲ませたミレイユの表情を思い出した。
あの子は、あれくらいで泣くようなか弱い女じゃない気がするけど。
むしろ、あの場にホキアンがいなければ、令嬢とは思えぬ荒々しさで殴りかかってくる勢いだった。
「それって、悔し泣きですか?」
ローゼルは尋ねた。
「何を言っている。
確かに悔し泣きもあるかとは思うが、あれは傷ついて悲しんでいる涙だったぞ。
イースティリア女官、私は君を見損なった」
シシィ子爵は、非難するためか小柄なローゼルを真上から見下ろした。
傷ついて悲しんだ?
本当に?
うむ、疑わしい……。
ローゼルはますます懐疑的になった。
シシィ子爵は若手の中でも大変頭は良い官僚だ。
けれど、思い込んだら真っしぐら。
その考えを改めない、いわゆる頑固な性格だ。
そのせいか、女官たちからとにかく不人気で、夜会とかでも彼とダンスをしてくれる令嬢は皆無。
そんな女性に不人気な彼が、外見の愛らしいミレイユに迫られたら——
間違いなく、恋愛初心者の彼はたちまちメロメロになってしまうだろう。
(っていうか、全面的に私が悪いことになっている時点で、すでにミレイユの掌の上で踊らされているよね)
ローゼルはため息をついた。
誰かに泣きつくかもしれないとは思っていたけど、ちょっと事実を歪曲しすぎていないだろうか。
しかも、行動が早すぎる。
なんともいえない嫌な心地になった。
「お言葉ですが、シシィ子爵」
毅然とした声をローゼルは出した。
「私は注意をしただけです」
「注意?」
「はい。彼女、資料室に来た若い官僚に食事会開催を迫っていたんです。
しかも、その食事会に婚約者のいる外交官を名指しで呼ぶようねだってましたよ。
かなり執拗に。
官僚の方、本当に困ってましたよ」
「なっ……、そんなミレイユが他の殿方を誘うだなんてありえない!」
顔を真っ赤にしてシシィ子爵は怒鳴った。
「いえ、でもこの耳でちゃんと会話を一部始終聞きましたから」
「嘘をつくな。
これだから、君は今世紀最大の悪女なんて呼ばれるんだぞ!」
シシィ子爵はローゼルに指をさして、大声を荒げた。
周囲がますますざわめいた。
(うわぁ、久々に聞いたなぁ……。
今世紀最大の悪女)
「今世紀最大の悪女は、いたいけな令嬢をいじめるのが趣味だと聞いたぞ。
だが、その通りだったんだな。
だから、婚約者を従順で愛らしい従妹に横恋慕されてしまうんだぞ。
なんと情けない」
シシィ子爵はくどくど説教じみた話を居丈高に始めた。
ローゼルは呆れて逆に笑えてきそうだった。
世間ではいまだにそう呼ばれているけれど、官僚たちの間では、ローゼルが入省してコツコツとやってきたことが功を奏して、根も葉もない噂だと気づき、囁かれなくなっていた。
特に法務省でそんなふうに罵ってくる官僚に出くわしいたこともない。
だけど、残念ながら遭遇してしまったようだ。
(従妹のソフィが従順なんて誰が言った?
人の婚約者を狙った泥棒猫同然でしょ。
っていうか、レオーネにこれっぽちも情愛なんてないから、横恋慕されてせいせいしたんだけどね)
悪態をつきたい気分をぐっと押さえ、とりあえずローゼルは目上のシシィ子爵の言い分を聞くことにした。
けれど、どれもこれも阿呆らしくなることばかり。
「いいか、令嬢というのは君のような意地悪ではなく、常にミレイユのように天使の笑みを浮かべ……」
しまいには、いかにミレイユが魅力的な女性なのか、シシィ子爵は長々と語り始めた。
あれが、天使?
堕天使の間違いでは?
つい口に出しそうになるけど、ぐっと我慢した。
周囲も興味を失ったのか、各々自分の仕事に戻り始めた。
そろそろシシィ子爵による「ミレイユは素晴らしい女性なんだ」トークに飽きてきたローゼルは口を挟む。
「あの……それ、今、関係ありませんよね。
それに、私の今申したことが嘘だという証拠はありません。
なんでしたら、その官僚の方をお呼びしましょうか?」
「フン、そんなもの不要。
どうせゴルマン伯爵やクレインバール卿を誑かしたように、その官僚も誑かしたに決まっている」
シシィ子爵は腕を組んで鼻を鳴らした。
これにはさすがにローゼルはカチンときた。
「それこそ、ゴルマン伯爵やクレインバール卿も関係ありませんよね?」
声が低くなった。
「まあまあ」
二人の間にハービス伯爵が仲介に入る。
「シシィ子爵もイースティリア女官も落ち着いて」
長々と続くこの不毛なシシィ子爵の難癖に、ずっと黙ってこの様子を見ていた次長の彼が宥めることにしたようだ。
現在室長は不在。
その次に偉いのは彼だから当然だ。
できればもっと早く止めて欲しかった。
立派に生やした鼻の下の髭。
ローゼルはいつも彼の髭を見るたびに、デッキブラシのようだ。と感じてしまう。
そんなハービス伯爵がシシィ子爵をたしなめるような声を出す。
「まず、シシィ子爵。
さっきの暴言はイースティリア女官に失礼だ。謝りなさい。
彼女は我らが大臣ライアナース卿も認める優秀な女官なんだぞ」
「いいえ。私は悪くありません。
むしろ何度でも言いましょう、今世紀最大の悪女で、男を誑かしていると。
ですが、ミレイユは間違いなく天使です。
彼女は決して悪くありません」
シシィ子爵はまったく反省する素振りを見せず、そっぽを向く。
ハービス伯爵は、苦悩に満ちた表情を浮かべた。
頑固者の部下は、自分の言い分を一歩も譲る気はないようだ。
「あの……ひとつ、よろしいでしょうか?」
ローゼルは苛立つのを押さえ、手を挙げた。
「ああ、どうぞ」
ハービス伯爵が促す。
「なぜ全面的に『外部人材』の彼女の言い分が正しいと言えるのでしょうか?」
「なにを!
この悪女が」
シシィ子爵はさらに目を三角にして怒鳴った。
ローゼルは一瞬、びくっとして怯えた。
だけど、ここで引くわけにはいかない。
冷ややかな声で続ける。
「それに、シシィ子爵は彼女のことを『ミレイユ』と呼び捨てにしています。
そこから彼女とは懇意な仲なのは明らかです。
でしたら、そちらの言い分の方が信憑性が低いのでは?
恋仲であれば、恋人を庇うのはなおさらですからね」
「うむ、一理あるな」
ハービス伯爵が顎を撫でた。
「ハービス伯爵、懐柔されてはいけません!
これが、今世紀最大の悪女の男を誑かす手口なのですよ」
すかさずシシィ子爵が声を荒げた。
(なぁにが、懐柔よ、今世紀最大の悪女の男を誑かす手口だよ。
初めてきいたよ、そんな話)
毒づく自分を必死で抑え込んで、ローゼルはふと頬に人差し指をあて、わざとゆるやかに呟く。
「そういえば——その彼女、不可解なことを言ってましたよ」
「不可解?」
ハービス伯爵が眉をひそめた。
「はい。彼女は『手伝います』と契約書を扱っていた私にそう言いました」
「ほら、いい子じゃないか!
彼女は率先して『外部人材』という枠を超えて手伝ういい子なんだよ」
シシィ子爵は先程とは一転、歓喜の声を響かせた。
ローゼルは、その様子をじっくり観察しながら少しずつ罠を張ることにした。
彼が緊張を緩めるように。
彼が油断するように。
(フフン、これ、さっきのルシ様と同じやり方よね)
ちゃんと学んだことは、意識的にになぞらえ、実践してみる。
ローゼルは淡々とした口調で続けた。
「他にも彼女はこう言ってしましたよ。
『こう見えても、あたし、結構皆さんのお役に立ててるんです』と」
「そうなんだよ。
君以外ここの室にいる者はみんな、ミレイユに手伝って貰っているんだよ!」
嬉々とした様子で、シシィ子爵は腕を組んで大きく頷いた。
「みんな、ですか?
そうですか」
ローゼルは同僚たちの顔を見回した。
同僚たちの反応はまちまちだった。
手伝ってもらったことないよ、とアピールしている者。
気まずそうに顔を背ける者。
あえて反応しない者。
ローゼルはハービス伯爵を見上げた。
さて、この次長はどちらだろうか。
彼もミレイユに肩を持つ官僚であれば、少々やり方を変えなければ、後々が面倒になる。
「ハービス伯爵もですか?」
静かな口調でローゼルは尋ねた。
「いや、私はそんなことをしてもらったことはないよ。
そもそも『外部人材』の次長の仕事の一環を彼女に任せられないよ」
ハービス伯爵は手を振って否定した。
「そうですね。
おっしゃるとおりです」
次長職以上は、機密に携わるものばかりだ。
ローゼルは醒めた顔で同僚たちを見廻した。
彼らは、思わず目を逸らしていた。
(ふうん。
どうやらミレイユに仕事を手伝ってもらっているのは、ごく限られた男性官僚たちだけみたいね)
残念だけど、気づいてしまった。
ミレイユと関わったことを匂わすような素振りをする官僚全員、美形貴公子の妻子持ちだ。
ローゼルにも気さくに話し掛けてくれて、時々休憩用のお菓子を分けてくれるいい人たち。
そう思っていた。
「いいか、いくら大臣補佐女官だとはいえ君はここでは新参者なんだ。
特にエルド男爵が休んでしまってからは、彼女が即戦力となって資料室を整えてくれたんだぞ。
そういうのを知らないのは君だけだ。
恥を知れ、恥を!」
軽蔑するような眼差しをシシィ子爵がローゼルに向け、再び怒鳴り散らした。
「さっきも言っただろう!
君はもう少し慎ましやかという言葉を覚えるべきだ」
皮肉と嫌悪を込めて言い捨てる子爵だが、ローゼルは傷つくどころかへっちゃらだった。
(出た出た。
盲信的というか、融通が利かないというか……。
猪突猛進型?)
それでも、シシィ子爵のように真正面から文句をいってくるのはいい方だ。
厄介なのは、陰で真綿で首を絞めるようにじわじわと攻撃してくる人たちだ。
まさにミレイユのように、自分が悪いくせに被害者ヅラして人を蹴落とすタイプ。
あれが本当に質が悪い。
「彼女が即戦力ですか?」
ローゼルは尋ねた。
「そうだ。
ひょっとしたら、君以上に役になっているかもしれないね」
シシィ子爵は勝ち気な表情で、顎を反らした。
「そこまで彼女は資料室で契約書に携わるお手伝いをしていたんですね?」
「ああ。そりゃあ熱心にね。
処置を終えた契約書を渡せば、全部棚に戻してくれたよ」
口元に勝ち誇った笑みを湛えて、シシィ子爵は頷いた。
「全部。では、赤ファイルの契約書にも触らせたんでしょうか?」
「いいや、あれは滅多に俺たちでも触らないし、さすがに無理だね。
だが、あの子はそれでも手伝いたがってくれてね。
契約書の難しい内容も覚えようとしていたよ」
「へえ」
はい、言質とりました。




