騎士VS冒険者
今回は騎士VS冒険者の話です。
「ゼラス団長、トワ嬢の事を調べている冒険者達がいます」
「冒険者達がトワ嬢の事を調べているだと。トワ嬢は冒険者を嫌悪しているから、知り合いではあるまい。その冒険者達を取り調べるから、第三詰所に連行しろ」
「分かりました」
「パワフル辺境伯家御令嬢の事を調べている冒険者達というのは貴様達か。第三詰所まで同行してもらおう」
「何でよ」
「冗談じゃないわよ」
「そもそもパワフル辺境伯家御令嬢って誰ですか」
「理由を説明してくれ」
「御令嬢は冒険者を嫌悪している。冒険者が御令嬢の事を調べているのは良からぬ事を企てているに決まっている。貴族御令嬢の安全確保も我々の任務だ。大人しく同行しろ」
「だから御令嬢なんて調べていないわよ」
「私達が調べているのは怪物幼女よ」
「人違いじゃないですか」
「もしかし」
「惚けるな。その怪物幼女というのは御令嬢の事だろうが」
「「「「・・・・」」」」
怪物幼女が辺境伯家御令嬢なんて初耳よ。
それじゃ怪物幼女はトワではない。
エターナルは絶望感に包まれた。
「貴様達がトワ嬢を調べている冒険者達か」
「「「「トワ嬢?」」」」
「惚けるな。貴様達が調べている辺境伯家御令嬢の事だ」
辺境伯家御令嬢の名前がトワ。
やっぱり怪物幼女がトワなの。
もう訳が分からないわよ。
エターナルは困惑してしまった。
「俺達は十五年前に拉致されたエターナルの娘のトワという少女を探している」
「トワ嬢が拉致された娘だと言うのか。馬鹿馬鹿しい。証拠はあるのか」
「証拠はあるわ。この御守りよ」
「こんな御守りが証拠だと言うのか。全く話しにならんな。二度とトワ嬢の事を調べるな。従わない場合は投獄する」
「「「「・・・・」」」」
「話は以上だ。帰って良いぞ」
次回はトワの過去(1)の話の予定です。




