最悪な再会
今回はトワとエターナルの最悪な再会の話です。
「冒険者達が怪物幼女つまり貴女に面会を求めているわよ」
「嫌です、拒否します、お断りです」
冒険者達が面会を求めているらしいが、冒険者になんか逢いたくない。
大体冒険者に知り合いなんか居ない。
「何でも貴女に助けられたお礼がしたいそうよ」
「助けた?」
「ダイヤモンド自由国から帰国する時の事じゃないの」
「・・・・思い出したわ。あの可愛い少女のパーティーね」
どうしようかな。
あの少女には逢いたいけど、冒険者なのよね。
「う~む」
やっぱり冒険者になんか逢いたくないから、仮病を使おう。
「私は今から重い病気になります。カスミ、代理でお礼を受けてよ。私の専属侍女でしょう」
「丸投げしないでよ」
「お願い、頼みます、助けてよ、私が冒険者を嫌悪する理由を知っているでしょう」
「・・・・分かった。引き受けてあげる。但しこの貸しは大きいわよ」
「ありがとう、感謝感激、雨あられ」
「あの御方は重い病気で臥せっておられます。面会は許可出来ません。お礼なら私が承ります」
「何の病気なんですか」
「私は聖女です。大抵の病気を治療する事が出来ます」
「貴女がですか」
「そうです。だから面会を認めて下さい」
カミル、グッドよ。
「・・・・分かりました。あの御方に取り次ぎます」
「ごめん。追い返すのは無理そう」
「分かった。面会を受けるわよ」
「お久し振りです。エターナルと申します」
「カミルです」
「ローズです」
「ベルンです」
「私が怪物幼女と呼ばれている者です。お久し振りですね。最初に謝罪しておきます。私が重い病気というのは仮病です。申し訳ありません」
「どうして仮病を使われたのですか」
「私は冒険者に嫌悪感を抱いています。だから追い返そうとしました」
「何故冒険者に嫌悪感を抱いているのですか」
「・・・・貴女達に話す義理はありません。お礼は結構ですから、直ぐに帰って下さい」
私のおぞましい過去を詮索する無神経な連中とは話したくない。
「「「「・・・・」」」
「カスミ、この方々をお送りして下さい」
「畏まりました。申し訳ありません。皆様、お引き取り下さい」
「分かりました。失礼します」
「良いの」
「良いから。引き上げるわよ」
「「「・・・・」」」
エターナル達は大人しく引き上げた。
「何なのよ。あの冒険者達、無神経にも程があるわよ」
「もう良いよ。あんな連中の事なんて忘れよう」
「何なのよ。あの態度」
「いきなり激昂して、馬鹿じゃないの」
「もう良いよ。あんな人はトワじゃない」
「まぁ待てよ。まだトワじゃないと決めつけるのは早いだろう。俺達は彼女の名前さえ知らないんだからな。それにあんなに態度を変えるなんて、余程嫌悪する理由があるんだろうな。取り敢えず彼女の情報を集めよう」
「分かったわ」
「嫌だけど、アイツの情報を集めるわよ」
「ごめんなさい」
「エターナルが謝る必要はねえよ」
エターナル達はトワの情報を集める事にした。
次回は騎士VS冒険者の話の予定です。




