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そろそろ、転生のお時間です ~せめて転生先は固定にしてくれ~  作者: さんも
喰われて、喰われて

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10/11

取捨

なんか今回書くの苦労しました

オルネアは部屋を出た


「お嬢様、彼の体調はどうですか?」


「…分からないわ。ただ、今は一人になりたいそうよ」


「そうですか」


オルネアは俯いた。表情は暗い。

その様子を見た召使いが言った


「お嬢様、一つお伝えしたいことがあります

よろしいですか?」


「ん?何かしら」


召使いは大きく息を吸って、


「彼に好意を持つのは

やめた方がいいと思います」


「え?」




「あー、頭いてぇ」


俺は部屋を出た


「お前、歩いて大丈夫なん?」


っていう意見はあるだろうが


大丈夫だ、問題ない(キリッ)


……なんてふざけてる場合じゃない


かなり長い時間、寝ていたような気がする。


ちなみに、身体は痛い。あと、ずっと寝ていたからか知らないけど、頭痛も酷い。


寝たら、少し冷静になった。


万全じゃない身体で街を目指して、途中で限界が来たら本末転倒だ。


なるべく、ここで体調を整えたい


さっきまでとは、全く違う思考だった。


でも、あの子に少し冷たい言い方をしちゃったからなあ……。


家の中を適当に散歩(大迷惑)していたら

俺を運んでくれた召使いの一人と出会った


ちょっと気まずい……。


「あ、あのートイレってどこにありますか?」


「そこの角を曲がればあります」


「あ、ありがとうございます」


ふぅー。なんかよく分からないけど

俺を見る目が少しだけ怖い気がする…


あの子になんかしたっけ…?


ま、異世界に一人や二人ヘイターがいるのは

よくあることだな


俺の家のトイレとは比べものにならないくらい綺麗なトイレに入って、速やかに部屋に戻った


「はぁーー……」


ベッドに横たわって、天井を見上げた


この感じ、中学の時に入院したときと同じだなぁ


あの時は、こんなことになるなんて一ミリも思わなかっただろうな


そもそも、なんでこんなことに……


って考え始めたらキリがないけど、どう考えても辻褄が合わない。


神様に願っただけで、ここに…


あ、そういえば飯が置いてあったはず


寝るのにも飽きた俺は、飯を食うことにした


パンや野菜、さらにリンゴが切ってあった


リンゴか……。


あれ…?


パンを口に運ぶ。


噛む、噛む。


カットリンゴを噛む、噛む。


リンゴを一つ、また一つと噛むごとに、涙がこぼれた。


食べ物が同じなだけなのに……。

味は全く違う。

それなのに、ミラノさんのご飯を食べているような気がした


この世界に来てからまだ一日も経っていない

だけど、


「早く会いたい…」


天井に向かって手を伸ばす


「早く…早く…」


届かないかもしれない


「会いたい」


それでも、


「早く、行かないと」


掛けてあった服を着る


俺が寝ている間、誰かが綺麗にしてくれたんだろう。


この部屋に別れを告げ、ドアを開けようとしたら――


「おにーちゃーん!」


「ドヘッ!」


突然、扉が開いた。


俺の顔面に直撃した


痛すぎる…。


「コラ!何をやってるの!」


金髪の女の子も入ってきた


「入ったらダメでしょ!って言ったじゃない!」


「えー、だってお兄ちゃんに会いたかったんだもん」


「今はダメなの。……って、大丈夫!?」


金髪の女の子は倒れている俺を心配して駆け寄ってきた。


「あ、ああ大丈夫です…」


ちくしょー。


「妹がごめんね。あれ、服を着てる……。

もう行っちゃうの?」


「はい。お世話になりました」


「ま、待って。待って。もう少し休んだ方がいいと思うの。さすがに危ないわ」


「いいですって。もう行くと決めたので」


あ、ちょっと語気が強くなってしまった


でも、ごめん。


今、俺は足を止められないんだ


「あなたは早く、自分のいた場所に戻りたい。そうでしょう?」


「え、なんでそれを」


「あなたは自分の街に戻りたい

それでいいかしら?」


「…はい、そうですよ。

なので早く行かないと」


「分かったわ、なら私も一緒に行く」


「いや、なんでそうなるんですか…

俺は一人で大丈夫ですって」


「いいえ、一人ではたどり着けないわ。」


「この辺りの道は複雑なの。あなた一人では、街にたどり着く前に迷ってしまうわ」


「それに、今のあなたはまだ本調子じゃないでしょう?」


彼女は俺の目を見つめた


「お願い。妹を助けてくれたお礼をさせて。私がいれば絶対に街に着けるわ」


絶対に…


「お願い。私も一緒に行かせて」


二度目の賢者タイム。


俺は誰かを巻き込みたくはない


でも、ここで意地を張って、途中で倒れたらどうする。

ミラノさんに会うためにも、今は誰かを頼るべきか。

……そうだな。


「分かりました。一緒に行きましょう」


金髪の女の子は笑って、


「うん!」


こうして、俺は金髪の女の子と共に街を目指すことになった。


家の人たちは大いに反対した


でも、なんとか押し切って――


「私は必ずここに帰ってくるわ

だから、心配しないで」


可愛い子には旅をさせよ

ということでなんとか許可が下りた


移動手段は、牛車


京都とかでよく見るやつ…それも、めちゃくちゃでかい。


他にも牛車が四台ある。


俺たちだけじゃさすがに心配だから、護衛をつけてくれるらしい。


「さあ、行きましょ!」






最近、雨に濡れてからシャワーを浴びて

風呂に入るのが好きです

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