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モブですらない俺が陰の英雄とされて困っています〜魔導科学の暗躍者  作者: 高麗豆腐
〜第二章〜パンドラと2人のイレギュラー
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謎の鎖

「何だコレは⁉︎ 」謎の鎖を調査し始めた内田が鎖の反応を試したとき、突如として大声で、疑問を口にした。


「内田さんでも分からないことなんすか?」月葉は、仮にも大学を卒業しており、そこでは電気関連のことを習ってはいたが鎖についてはサッパリだった。その自分を遥かに超える頭脳の内田が疑問を口にしたことに戸惑いの表情を見せていた。


そして、その内田は髪をかきあげ、露出した額には冷や汗が滲んでいる。眼鏡を外し、手で音を立てて砕く。砕けた破片が僅かに手に食い込み血が滴り出した。だが、誰も止めはしなかった。何故なら、止める対象である内田からは鬼気迫る表情を見せていたからだ。


それは彼にとって余程、形容し難い物だった。

「いや、何かは理解することは出来る。だが、あり得ないんだ!コレは存在しない属性の魔力で構成された魔力金属いや……金属と言っていいのか分からないが……仮に金属だとしてだ…これは俺たちが調査して分かったことなんだが、Pandoraは純魔力と金属よる合金なんだ。だが、コレは!未知の属性、その純魔力によって構成されている金属なんだ!」言い切った内田はゼェゼェと肩で息をしており、内田にとっても未知の話だったらしい。そこから、息を整えた内田が2人な言い聞かせるように、ゆっくりと語り始めた。


曰く、純魔力を物質のような固形、液形にする方法は無い。曰く、魔石は純魔力ではない。アレは50%が魔力で後は水晶のような別の物質が混ざっている。曰く、もし純魔力製の物ならば、大量の魔力をもって増殖を行える。曰く、自己再生能力はPandoraを超え、増幅器としてはPandoraを遥かに引き離すスペックを持つ。曰く、それはこちらにありとあらゆる干渉することはあれど、こちらから何かそれに干渉するには膨大な魔力を要求される。破壊困難の物。

 

「要するに、内田さんはこの鎖を触ることすらできないってことですか?」


「いや、干渉といったが熱や電気、そういった干渉を魔力以外のものをもって行えないんだ。ただ、触って動かすのは出来る。だがコレは、空間に固定されていないにも関わらず宙に浮いてある。……それにだ」手で額を抑え、どっかりと地面に内田は座り込んで、蚊の鳴くような声で呟いた。「……時間が少……」


「ん、時間?」「どういうことっすか?」内田の呟きを2人は理解できなかった。


「……作られてから経たはずの時間だ。過去、1〜から0年、もっと言えば作られてから1週間未満の何かなんだよコレは!!」2人に対して、


それを聞いた真は自身の背中に冷たいものが走るのを感じた。隣に視線を傾ければ月葉も理解したらしく青褪めていた。

「このものを作ったのは1週間以内にここに来ていた……それも、それも何の痕跡も残さずなったことですよ⁉︎」「そんな、そんな、そんなこと、あり得ないですよ⁉︎」  


「俺だって、理解したくは無い!だが君たちはウチのいや、幻葬士の中で最強の実力者達なんだ。その君たちが何の痕跡にも気付かなかったなんて、クソッ」


「それは、不味いね」


「ああ、神楽さん」「冷静な反応。流石に気付いてたね、話は聞いたよ。調査のために、アメノヒスミノミヤに運ぶ。内田、触っても大丈夫かい?」


「あ、ああ、問題無い筈だ」


「よっと、うーん、真くん手伝ってくれない?」「はい、い、グガァ⁉︎‼︎」


「真くん⁉︎」「なっ⁉︎」「ちょっ⁉︎」



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