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モブですらない俺が陰の英雄とされて困っています〜魔導科学の暗躍者  作者: 高麗豆腐
〜第二章〜パンドラと2人のイレギュラー
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再生「機械仕掛けの神」!

突如として現れた先程の少年少年とは違うホログラムによってアメノヒスミノミヤの操作制御が全て奪われてしまった琴音達。ホログラムはE20S80H100と言うと、凄まじい勢いで、禁足地から南の方角へと飛んだ。


余りの速さにGがかかり、琴音達はそれぞれが座っていたシートに押さえつけられる。


高速で移動しても本来ならアメノヒスミノミヤにはGを軽減するシステムや魔導による補助が存在している。だが、それらはあくまでシステムが通常ならばだ。現在はホログラムによる干渉でシステムは全て向こうに権限が移動させられている。向こうの胸先三寸次第だ。向こうはどうやら十二秘奥の面々に対して、そういった補助は必要ないと判断したらしい。補助に回されず余ったエネルギーは全て移動に使われ、さらに加速していく。


Gが更にかかり、高機動高速戦闘をしたことの無い桑原、Pandoraである神風以外の全員の顔が全身にかかる苦痛によって歪む。特に、琴音が顔を青くしている。


「っあ、月、葉さん……これ、まこ、とさんは大丈夫じゃ、な、いで、よね⁉︎」自身にかかる圧力も相当だろうが、それ以上に、意識を失ったままの真の体がGによって更に容体が悪化しかねないことに不安を感じているらしく、瞳は潤んでいる。


「ぐっぅ、桑原、何と、か真の、とこに、行けない?」言われて気付いたらしい月葉がどうにか立とうと額から汗を流すが、現状は変わらずシートに押し付けられる。


「すまん……無理……」見れば、額から脂汗を流し、顔や唇は真っ青だ。加速の際にシートから僅かに離れていた桑原はコンソールに叩きつけられ、そこで肋骨を押さえている。どうやら加速によって龍に折られた肋骨が内蔵に深く刺さったようだ。加速することで更に傷が悪化したのはこちらもらしい。


3人は何とかしようとするが何も出来ない。


一方で、内田と神楽だったが。こちらは同じ理由ではないが琴音達とは違い焦燥に駆られていた。


飛行によってアメノヒスミノミヤが持つ飛行に回す魔力エネルギーの量がレッドゾーンに入ったのだ。


発信する際に操作を乗っ取られたことで誰よりも船の状況を把握していた内田が焦燥に満ちた顔を神楽に対して向けて通信を使い警告する。

(不味いぞ、どうやら向こうの目的地までにエネルギーが持たない!)(なんだって⁉︎)(元々エネルギーは、ジェネレーターで作られたもの、俺たちが貯めたものは全て増幅コンデンサに一度回されている。ホログラムはそれをコンデンサに通さず直接エンジンに回しやがった!)(ヤバイやんそれ⁉︎)(加えて、この加速で真のバイタルも悪化している!)(絶対に死なせんなよ!)(勿論だ!何とかコンデンサから真の所にだけ補助に回した!)(ん?それならエネルギーは持つよね⁉︎)(墜落するけどな!)(ま、まさか)(エンジンの保護に回すエネルギーが限界だ。だから下手するとメインエンジンがオーバーヒートする)(帰れなくなるってことかよ!クソッ)(だから、真の分と、エンジンの保護に使うエネルギーでコンデンサの保存量が枯渇する計算だ!)(何とかして、ジェネレーターの爆発とかは避けてくれよ⁉︎)(もう、やっている‼︎)


『距離最計算 W0.0002H50誤差許容範囲。これより「機械仕掛けの神」再生計画《再構築(rebuild)》開始』


加速が消えて、シートに付いていたシートベルトによって体を締め付けられ悶絶する琴音達だったが唯一、この場で動けたものがいた。神風だ。

「内田様、最高クリアランスCodeを!」「⌘ 12-XII-Code -save the oneだ!」神風によって目にまとまらぬ神速でコンソールにCodeが打ち込まれ、こちら側に制御が戻る。


『任務完了』

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