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モブですらない俺が陰の英雄とされて困っています〜魔導科学の暗躍者  作者: 高麗豆腐
〜第二章〜パンドラと2人のイレギュラー
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師弟対決

この先、テスト期間に入るのでちょっと、短いですが投稿します。

 「シッ」 開始の合図とともに手早く振われた刀の一撃を真は回避し、魔導銃と暗器のワイヤーを取り出しノールックで発砲した。


 バスッ


 鈍い音が響いた。本来ならドバンと鳴る発砲の音はない。なぜなら、非殺傷のためのゴム弾のため威力が無いのだ。


 そして音の元は、琴音の手の内にある刀からだ。

 

 (だが、こんな音は刀で切った、弾いたのなら無い!)


 素早く視線を刀へと真は向ける。弾丸を防いだ正体は刀ではなく、盾だった。


 「はぁ⁉︎」「ハァッ!」発音は同じだが意味が互いに違う声が両者の口から漏れた。


 驚愕し、僅かに隙を晒した真に対して、琴音は懐に飛び込み、抜刀する。その一撃を躱せない真は攻撃を受ける寸前、手に持つナイフを挟み込んだ。

 

 ギャリィン


 ギリギリ防いだ真に間髪入れずに琴音の斬撃が襲う。

 

 (あっぶねぇ⁉︎切られて終わるとこだった。今も、止まらず飛んでくる一撃はギリギリ弾き返せる。しかしさっきの盾はどこから取り出したんだ⁉︎)


 「ちっ」……拙いな。下唇を噛み締めた真は思考を巡らす。生身、それも魔導を使わない真は一度でも隙を見せれば、決められてしまう。身体能力、特に力だけを比べて見て見れば、琴音の方が上だ。


(モード変えて、威力を上げる!)

改造を施してある俺のMRνSはマグナムリボルバーとしての側面を持ち、一撃重視のマグナムモードに切り替えることがのできる。

 複雑な操作は必要とされず、ハンマーコックを起こす。これが、マグナムモードを起動するためのプロセスになっている。


 真は即座にモードをマグナムにして、ゴム弾を先の数倍の威力で打ち込む。


 対して琴音は飛んできた弾丸に鞘を突き出すと鞘を盾として展開させ防いだ。


 「それが盾⁉︎」驚愕のあまり口を開いてしまった真。もし、普段の冷静な真ならば、何をやっているんだと突っ込むところだが、生憎身内しかいないこの場ではポーカーフェイスは働かなかったようだ。


 「まだまだ、真さんも未熟なんですかね⁉︎」対する琴音も真に対してあまりにも当たらない攻撃と、腕が痺れるような一撃の守りを強要され、焦りを見せる。



 「なら」焦りによって精細を欠いた琴音の一撃を俺は余裕をもって回避し、すぐに反撃をする。

「こいつはどうだ⁉︎」

 先程、装備を取り出したときに俺は暗器であるワイヤーを取り出して握り、そのワイヤーで鞭のように攻撃をする。鎖で戦ってきた俺は鞭や操糸術を超絶細い鎖で再現ができるようになった。故に、このワイヤーでも同じことは出来るのだ。

 

 チリ


 あえて刃が防具を掠るギリギリのところで躱す。張り切ってしまったが故に生まれた隙を逃がさないために俺はワイヤーを鞭として、肩甲骨を流すように使う。


 するとワイヤーが琴音の腕に当たると軌道が曲がり、そしてワイヤーがそのまま刀を持つ左手のグローブに打ち込まれる。


 パンッ  


 「ぐぅっ」

 音速を若干越え叩きつけたワイヤーから銃声をより柔らかくしたような音が響いた。

  

「おしまいだ」

 

 「イタタた」

 流石に打ち込んだときの音から、やり過ぎたと気付いた真は琴音の様子を見るために駆け寄る。


 「すまん、やり過ぎた。琴音大丈夫か⁉︎」

 

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