Pandoraって何ですか?by琴音
アメノヒスミノミヤに乗り込んだ真と琴音、七海そして悠太は、神楽から艦橋に集められた。
メンバーは、
有原琴音 特務部隊十二秘奥 第四席 特殊
内田晃誠 同じく十二秘奥 第八席 科学専門
鏡野 真 同じく十二秘奥 第三席 諜報専門
神楽坂 特務官房長官兼十二秘奥 第零席 司令官
月葉七海 十二秘奥専門オペレーター兼第五席 徒手空拳専門
桑原悠太 十二秘奥 第六席 狙撃専門
この6人だ。
真や琴音にとっては、いずれも知り合いばかりの特務部隊だ。
これ本当に大丈夫なのか?そんな疑問を抱いた真。ただ、一方で隣にいた琴音は逆に知り合いばかりで仲良くできると意気込んでいた。
そして、神楽から、今回の任務について、任務の詳細が語られる。
「任務は、『Pandora』の回収、及び特務部隊各名に適正のあるPandoraの資格があるかどうかの検査だ」
「あ、あの」隣に立っていた琴音が疑問の声を上げた。
「そもそも、パンドラって言ってますけどソレ、なんですか?」
その言葉を聞いた俺を含めた特務部隊の面々は司令官である神楽へと視線をぶつけた。ついでに、怠惰を責める為に武装を展開する。
流石の神楽でも気まずいのか視線を右往左往していたが覚悟を決めたらしく、口を開いた。
「いや、そこはさ、僕は、てっきり真くんがやってくれるもんだとね」
「…ハア……作戦、計画において事前の情報提供や説明は司令官が行う。これは機密漏れを防ぐ為、また部下が解釈次第で計画を下に歪んで伝えない為。そして、この場合に俺が琴音に教えられるのは、上から降りてきた計画の要点、目的それも、疑問を抱いたものとその関連だけだぞ」
俺が口にしたのは、この組織の一般的な常識というか部下や後輩を持つ2年目の者なら誰でも……というか最初に教えられるものだった。
その言葉を聞いた琴音も含めた俺達のさらに強くなった視線と圧力を受けて神楽は屈した。
罰ゲームとして、正座した神楽さんが説明を始めた。
「まず、琴音ちゃんの質問に答えるよ。まず『Pandora』っていうのは現代じゃ再現不可能、または解析不可能な機能を持つ魔導金属を使って作られた兵器。つまりオーパーツとも言える兵器のことでね。で、今回の任務としては、大戦で行方不明になったソレの捜索、ついでに特務部隊強化の為にソレを扱う為の資格があるかどうか。Pandoraは何故かは分からないけど適正が必要だからね」
「分からないことはあったか嬢ちゃん?」
「えっと、疑問なんですけどどれくらいの割合で適正者っているんですか?」
「それについては、私が答えよう」いつの間にか起きていた内田が琴音の疑問について答えてくれた。
(確か、100万人に1人が全てのPandoraに適正があってその下の弱いのを使えるとかなら結構いるらしいけど…)
「適正の高さはランク別に分かれていてSクラスがこのグラフだと」
内田さんの説明を纏めると、
Sクラスだと100万人に1人。SクラスはPandoraの最大ランクであるS rankを完全に使える。
これがそれぞれ下にA,B,Cと上記の文章の英語を入れ替えたものになっている。A,B,Cはそれぞれ一桁ずつ人数は下がっていく。
らしい。というか(ゲームとはまた、違う説明だけどSクラスが同じことを言うのだと考えて間違いないよな……?)
若干の違いに不安になった真はだったがそれをかき消すかのように次の言葉が語られた。
「そして、適正は禁足地と呼ばれるPandoraの影響で特殊な領域になっている場所でしか分からないかはそこに向かっている訳だ。分かったかな琴音くん?」
「はい、分かりました」
(えっと、はあっ⁉︎まさか主人公より先に武器とか回収したりしないよな⁉︎)今更ながら気づいた事実に内心で非常に焦りを感じた真だったが飛空艇は禁足地へと飛び立つ用意を進める。
「うおっ⁉︎」「きゃっ」「っ《インビジブルチェイン》」途中、かなりの揺れに襲われ鍛えられている真も倒れそうになったのですかさず魔導を使った。
ただ、七海だけが余裕で「中々の景色っすねー」と景色を楽しんでいる
「システム、オールグリーンだ」
「よし、内田。光学迷彩を起動しておけ、0030後に我が艦は発艦する‼︎」いつの間にか司令官である神楽は正装である特務官房長官の軍服に着替えていた。
アメノヒスミノミヤと特務部隊の暗躍が始まる。




