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モブですらない俺が陰の英雄とされて困っています〜魔導科学の暗躍者  作者: 高麗豆腐
〜第二章〜パンドラと2人のイレギュラー
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2章プロローグ

今回の話はこの章に出てくるものの説明を兼ねています。

 弾丸の雨が降る。


 傘には鎖を。


 血潮の華が咲き誇る。


 全て須く迎える終焉。



 「こちら第四席、任務は終わりました」「了解」


ーー


 光の当たらない影の部署である、十二秘奥の第三席である俺の朝は早い。


 具体的に言うなれば、修行と朝飯の用意の為だ。


 修行については、魔力量、操作技術の向上を目的としている。朝飯についてだが……何故か同棲することになってしまっている有原 琴音の用意の為だ。彼女は現在、俺と同じ部署の第四席に任じられている。


 そして、最近の悩みは……


 「なんで、そんな格好なんだよ⁉︎」「いいじゃないですかー、同棲しているんですし」


 琴音が物凄く、油断していること。というか異性がいるのに下着だけとか、バスローブ一枚でリビングとかを歩かないで欲しい。


 お陰で、変なことに耐性がついた気がする。


 閑話休題


 本題に入るとしよう。


 俺は今、『Pandora』とゲームの中で呼ばれていた物を探している。最も、任務の合間を縫って個人的に探しているのでまだ見つかってはいない。


 そもそも、『Pandora』とは何か。


 一言で言うなら、ヤバい武器とでも言うのだろう。ただ、一応ゲームでも説明されていて、Pandora と呼ばれる魔導金属を用いて造られた、適性必須の化け物みたいな幻影戦争で使われた武器のこと。


 そもそも、幻影戦争で使われたPandoraという金属は今より優れた当時の技術の全てを集めて造られた魔導金属だ。


 そしてそのPandoraを使って作られた武器であり、当時の核兵器とも言えるのが『Pandora』と呼ばれる武器だ。正しく、パンドラの箱とも言える劇薬というか武器だ。


 というか、そんなのを扱う主人公って凄いなと改めて思う。


 まぁ、今回俺が探している『Pandora』はゲームには出てこなかった物を探している。


 普通なら……「原作知っているし、先回りをして手に入れよう!」或いは、「低レベルで入手出来る裏技使って楽しよう」とかそんな風になるかもしれない。


 けれど、主人公が負けると世界滅亡するし、回りに回って主人公の関係者に迷惑がかかって原作とは違いが出過ぎる。そうなると俺の知識も役には立たない。


 という理由で俺は、誰の迷惑にはかからないであろう物を探している。


 そして、また新しい任務が俺にまわってくる。

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