エリーの家
今回は短めかも
家の描写難しい。
なんだって?
「ごめん。よく聞こえなかったんだけど…」
「だ、だから、私の家に泊まっていきませんかって言ってるんです。」
そういうエリーの顔は真っ赤だった。
「んじゃ、俺は先帰るから。後は若いもん同士で楽しみな。」
おっさんはガハハと笑いながら帰っていった。
「ほ、本当にいいの?」
俺はあまりの展開に胸が痛くなるほどドキドキしていた。
「ということは泊まっていってくれるんですね?」
エリーが上目遣いをしながら俺に問いかけてくる。
「う、うん。それじゃあお邪魔させてもらうね。」
「…そ、それでは帰りましょうか。」
そう言ってエリーは俺の服の袖を握るとそのまま歩き出した。
エリーの家に着くまでの間、俺たちは無言のままだったが、その時間は退屈なものではなくむしろ心地よいものであった。
10分ほど歩いただろうか、ようやくエリーの家の前にたどり着いた。
「ここが、私の家です。」
エリーの家は意外なことに一軒家であり、1人で住むにはもったいないほどの広さであった。
「ここに1人で住んでるの?」
「はい。もともとは、親戚の人の家だったんですけど、私が〈ソラス〉に来ることを知ったら譲ってくれたんです。私の母が言うには、旅に出たかったらしくて家を管理してくれる人を探していたらしいです。とりあえず家に上がりましょう。」
そう言って、エリーは鍵を取り出すと鍵を開け家の中に入っていった。
俺は前の人生では1度も女の子の家に入ったことはなかったので(しかも夜に女の子と2人っきり)緊張しながら家に上がった。
家の中は綺麗に片付いていた。まず入ってすぐの部屋にはテーブルと椅子が三脚置かれている。また、部屋の奥には台所もあった。
その部屋からさらに奥に進むと右側と左側そして奥に部屋があった。エリーの部屋は右側で、左は空き部屋だそうだ。その空き部屋を俺が使っていいとのことなのでありがたく使わせてもらうことにした。
そして一番奥の部屋にトイレがあり、そこから奥の扉を開けると風呂場になっていた。風呂場は広くて、〈洗場〉で見たシャワーらしきものが一つと2人くらいなら入れそうな浴槽があった。
ひととおり家の中をみせてもらった俺は今エリーと向き合って椅子に座っていた。
「ここが私の家ですけど気に入っていただけたでしょうか?」
「うん。思っていたよりも広かったし部屋まで一つ貸してもらったし助かったよ。」
「それは良かったです。もしよかったら、この家にそのまま住んでくれてもいいんですよ?それじゃあ、私は今からお風呂に入ってきますね。の、覗いちゃダメですからね。」
「も、もちろん、そんなことしないよ。」
俺は慌ててそう答えた。
俺の返事に安心したのかそのままエリーはそのまま風呂場へと向かっていった。
エリーが風呂に入って暫くして俺はあることを考えていた。それは今後どう生活していくかだった。エリーはこの家を自由に使っていいと言っていたが、エリーに迷惑をかけそうだったので、ギルドでお金をある程度稼げるようになったら宿屋に行こうと決めた。また、俺はこの世界のことを何も知らないから〈ソラス〉でこの世界のことを学んだらこの世界を旅してみたいと思った。
(今の俺は昔とは違うんだ。この世界で俺は自分のやりたいように生きてやる。)
再びそう決心するとなんだか眠くなってきた。今日はいろいろ忙しかったからな。そう思いながら俺はテーブルに頭を乗せて眠りについた。
次回からは、ギルドでのお仕事編といったところかな?
暫く〈ソラス〉での活動が続きます。




