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大きな浴場
俺とロダは空いている小屋を借りた。村長の家にと案内されたが、村長とその家族が死にそうに怯えていたので空いている小屋はないかと頼んだのだ。
誰かの家よりも少し離れた場所にある小屋の方がロダも都合が良いと納得し、着いてすぐに俺を抱いた。穴の村は穴を掘る事が生業の為か、大きな浴場があり、そこで皆が体を洗っていた。一通り俺を抱いたロダは俺を連れてその浴場に行くと俺の体を洗い、俺もいつも通りロダの体を洗った。もちろん、穴の村の女達がいる前で。
俺の裸を見ようと村の女達が集まる。
「本当に女しかいないんだな」
ダダが男を連れ去ったと言うが、一体何人連れて行ったんだ?
「1人か2人だろ」
ロダが俺にそう言った。ロダは相変わらず俺の思考を読むのが得意だ。
「ダダが連れて行った男の数か?」
「そうだ。ダダは好みがうるさいからな」
「他の男は?」
「この村から逃げただけだ。人数が減れば負担も大きいからな」
ああ、まあ、俺と同じか。俺は平気だが。
「ダダも濡れ衣だな」
「面白いから放っておく」
ロダがニヤリと笑う。
「少し狩に行って来る」
そう言って立ち上がったロダは遠巻きに見ている女達を見渡す。
「世話になるから、相手をしてやっても良いぞ」
「そうだな」
裸の俺は1人浴場に残った。
次回投稿は、5/7(木)の予定です。




