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光る石
女達はロダがダダではない、ということを雰囲気で察し、完全に降伏した。
「穴の村なら、穴を掘るのに向いているランプを知っているんじゃないか?」
ロダに怯えて黙り込む女達にそう尋ねると、女達は俺を見て暫く考えてから答えた
「ある。石を使ったランプだ」
「石?」
「燃やすのではなく、光る石だ。光石というもので、あまり出回らない」
「貴重なのか?」
「いや、穴を掘れば出て来る」
「ではなぜ出回らない?」
「穴のような闇であれば使えるが、松明よりも暗いからだ」
「なるほど」
「だが、長持ちで燃料が要らない」
「それは良いな。それを売って欲しい」
俺がそう答えると3人は首を振る。
「た、ただでいくらでも分けてやる! だから許してくれ!」
そう言われたのでロダを見ると、ロダはゆっくりと頷いた。
「ありがとう、今から貰いに行けるか?」
「え!? 森の魔女も来るのか!?」
「あ、いや、俺だけで行こう」
俺がそう言うと女達は安堵の息を漏らす。
俺は女達と穴の村に行くことなった。
次回投稿は、4/39(木)の予定です。




