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見る目のあるマリオ
「弱いが子供を見る目はあったか、マリオ」
「そうですね」
「確かに」
俺を眺めながら女達は笑う。
そう言われて俺は思い出すように気づいた。
そういえばそうだった。俺が1人でいるのは、小さい女の子が1人でうろついているのに近いんだったな。俺の感覚的には。
ここの女達の考え方が男っぽいという事を理解していたつもりだったが、自分がどう見えているかはついつい忘れてしまう。
「俺を捕まえて誰かに売るのか?」
そう尋ねると、女達は首を傾げる。
「売る? なぜだ?」
「その為に捕まえたんだろう?」
「違う。村に連れ帰る為だ」
「連れ帰る?」
「そうだ。若い男は村には少ないからな」
「お前にも来てもらう」
も? 他にもいるのか。
俺の村でも男は少ないが、この町では男は普通にいるように見える。女の方が確かに多いが村に比べれば多い。
「村は遠いのか?」
自分の村以外の村にそんなに興味はなかったが、どこも似たような状況だと言われるとどれくらいそうなのか、見てみたくなった。
「ピヨンダ」
そこに俺を探していたであろうロダが現れた。




