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墓かもな
屋敷の上の階から声をかけて来た者を見上げる。そこには女が窓から顔を出していた。そこで俺はその女にやって来た理由を説明すると、直ぐにダダの所に案内してくれた。
「珍しいな」
ダダは俺を抱き上げると膝の上に置き、俺の体をまさぐりながらそう言った。
相手の体しか求めていない場合は、そうなるよな。
俺は逆の立場を想像しながら、会いに来た理由を再度説明する。
「地下の通路? あんな所に?」
ダダは少し考えてから答える。
「墓かもな」
「墓?」
「遥か昔にこの地にあった帝国のな」
「帝国があったのか?」
「おとぎ話だ」
「なるほど」
「準備ができたら直ぐに行く」
ダダは俺を強く抱きしめて、奥の部屋へと俺を連れて行く。そして俺は軽く抱かれた。
これも準備の1つなのか?
ダダを残して屋敷を出た俺はロダを探して町に向かった。




