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村人転生~最強のスローライフ  作者: タカハシあん
聖国編

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1847/1852

1847 ニュー釘バット

 一日漫画を読んで過ごす。


 これもまたスローなライフの一場面──かどうかはそれぞれの判断に任せるとして、久しぶりに本を読むってのは肩が凝るものだ。


 馬車から出て、近くにあった木材をつかみ、結界でバットを作り出した。


「こんなもんか?」


 バットを作るのも久しぶりすぎて感覚が鈍って──いや、体が成長したからか? バットのサイズが微妙に足りてないような気がした。重さも足りてないな。


「釘でも打っておくか」


「また凶悪なものを」


 別に凶悪にしているわけじゃない。重さを増やしているだけだ。


 まあ、オレの能力からしたら誤差みたいなもんだが、バットはバランスが大事。微妙な重さで一撃が変わってくるのだ。


 何度か素振りをして釘を足して行った。


「こんなものか?」


 バットを振るのも久しぶりすぎて感覚がまだ思い出せん。まあ、悪くはないのでこれでよしとしよう。


「おい、美丈夫。ちょっと相手してくれや」


 馬車?御者をやっている美丈夫のオーガに声をかけた。


 一応、人間の姿に変わっているが、能力まで人間になってはいないはずだ。試しにはちょうどイイだろうよ。


「いいだろう。あのときの借りを返してやる」


 おーおー威勢がイイね~。オレがオーガ殺しって知らないのか? いや、エリナの部下だから殺したりはしないがよ。


「素手か?」


「ああ。殴るのが得意だからな」


 そうだった。世界を狙えるパンチを持っていたっけな。※忘れた人は第72話にレッツゴーだ。


 美丈夫なオーガはボクシングスタイルで構え、オレは野球スタイルで構える。ヘイヘイ、ピッチャービビってるよ~!


 ジリジリと近づいて来て、回し蹴りを放って来やがった。


 やるじゃねーか。だが、その角度は余裕でストライクゾーンだ。おらよっと!


 最高の一振りで回し蹴りを振り上げてやった。今のなら二塁には行けたね!


「なんだ? 空手で世界を目指すのか?」


「……相変わらずデタラメな体しやがって……」


 お前のご主人様ほどではないがな。てかあいつ、強化しやがったな? ホームランにしてやる勢いだったのによ。


「ほら、本気を出さねーと彼方にブッ飛ばしてやんぞ」


「ほざけ!」


 蹴りを放って来る美丈夫なオーガ。カポエイラか? テコンドーか? 異世界武術か?


 しかし、まだまだストライクゾーン。オレはカーブを打つのが得意なんだよ! そんな変化球高校野球レベルだ。高校で野球やってなかったけど!


「そんなもんか? なら、次はこっちから行くぜ!」


 これは守備の構え。これからは攻撃の構え。うぉりゃー!


 で、美丈夫なオーガに一発を食らわしてやりましたとさ。うん! オレはまだまだ強い! 


「なんて少年漫画ごっこもたまにはイイもんだ」


 そんなごっこもスローなライフの一場面なんですよ。

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