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愛し子な女子高生(リメイク中)  作者: 沽雨ぴえろ
第2章  トリップ編
14/45

恐怖絶望狼さん!ファーストキスは生肉味☆

急展開!←多分


僕狼好きなんです(。・∀・。)


カッコイー(ΦωΦ)




「───……ん…?」




 どうやら眠ってしまっていたらしい。無理もない、いきなり鹿もどき───シアラに担がれて拉致されたのだから。

 うっすらと目を開けると、木洩れ日がちなに差し込んでいた。むくりと起き上がると、ちなは大木の根元に寝ていたらしいことが分かった。



「……ここどこ?」



 昨日シアラに運ばれているとき、気を失っていたからどこだか分からない。ぼさぼさになった頭を撫でつけながら左右を見る。



──うん、ここは昨日いたとこじゃないよね…覚えてろよ鹿もどきが!!



 周りを警戒しながらゆっくりと立ち上がる。しかしそれは感嘆へとすぐに変わった。

 後ろにはちなが十人いてやっと囲めるかもしれないほど太い大木。数十メートル上に葉が茂り、太陽の光を地上に降らしている。目の前には底まで見渡せるほど透き通った綺麗な湖。どこか神聖さを漂わせている。下には蒼蒼とした芝。日陰には柔らかそうな苔が生えている。周りにはシャマカに追いかけられた森よりも立派で豊かな木々が生い茂っていた。

 どこもかしこも美しい自然。人工的なものは何一つ無い。

 ちなが警戒を忘れてその美しさに惚けていると、ちゃぷ……と音がした。その音と目に入ったものですぐさま警戒心が最高にまで高まる。ついでに、恐怖心も。



「……っ!!」



ちゃぷ…ちゃぷ…



 湖の上を歩くのは、黒い巨大な狼。金の瞳がちなを鋭く睨み付ける。



ちゃぷ…ちゃぷ…



──逃げなくちゃ。



 そんな思いがあったとしても、腰が抜けてしまっては意味が無い。徐々に近づく狼。どのくらい大きいのだろうか、ちなが二人いて、やっと狼の頭に届くくらいか。



 ちょっと待て狼。ほんとに止まって。私160センチよ?私が二人分……約三メートル?!デカデカデカデカデカーーー!!すぐ食われるんじゃないの私。ねえほんと何で私こんな目にあってんの?これ思うの何回目よ。もう飽きたわ。なに、私食べられんの?私の人生ここでエンド?ふざけんなよ。何で、何で、何で、何で、何で、私が。神様いるんだから助けろよバカ。あああ、ほらもうすぐそこ!あと何メートル?!待って、まだいろいろ考えてるの。待って、待って、待って、待って───!!!



ちゃぷ……ん

たし



「!!!」



 ぎゅっと目を瞑るちな。ガタガタと体が震える。ちなの顔に鼻を近づける狼。その鼻息にちなは絶望した。狼は鼻がいい。一度こんなにもよく嗅がれてしまっては、例え今逃げられたとしてもすぐに見つかってしまう。



「…っ…っ…っ……」



 いつくるのか。目を開けた瞬間、噛みついてくるのかもしれない。どんどん恐怖心が高まり、どんどん心拍数が上がってゆく。

 しかし一秒、二秒、三秒……いくら待っても、何も来ない。しかもいつの間にか鼻息すらしなくなっている。もしかしたら、どこかに行ってくれたのかもしれない!そうかがえたちなは、勢いよく目を開けた。


 目の前に、巨大な狼が座ってこちらをみていた。


 金の瞳に見つめられ、思考が停止する。のそりと起き上がる狼。こちらに向かって大きく口を開く。


 叫び声が、森に響いた。











ベロォオ

べっちゃべっちゃ



「ぎゃぁああっむぐぶっ……ぶはっぐっ」



ベロンベロンベロォオ



「や、やめ、ぐぼっぷ」



ベロロロロロロ

べっちゃべっちゃ



「止めんかぁあああっぶぷっ」



 ちなは顔に当たるベタベタとした生暖かいものを抗議しながら押しのけた。

 どうにかこうにか押しのけると、恐る恐る目を開いて、その生暖かいものの持ち主を見た。そして硬直。


 目の前には、あの金の瞳をした巨大な黒い狼がいたのだ。



「…………………………………」


 待つんだちな。よく考えろ。この狼はイイやつだろ、ちな!何もしてこないんだから!そうだよちな、怖がることはないよ多分!それに、大丈夫、さっきの生暖かいものはベロなんかじゃない。安心しろ。私を舐め回したのはベロなんかじゃない……あれ?舐め回したのはって言ってる時点でベロ……?いやいやいやいやいや!まさかそんな。ねえ?この狼さん何もしてこないからきっと紳士だようん。大丈夫大丈夫だいじょ



「わぷふっぷ!!」



 狼が硬直して狼を見つめ続けるちなを舐めた。顔面モロに、しかも少し力が入っていたので、ちなは呆気なく後ろに倒れた。



「い、今の…………ベロ………………………?!」



 ベタベタの顔に手を当てる。



ぺしょ…



 なんとも頼りない音か。しかし確認するのには十分だった。

 再び、悲鳴が響き渡った。



「ひぎゃぁあああああああああっ!!私のファーストキッスゥウウウウウウウウウウウっ!!!!!」











 私のファーストキスは好きな人とのはずなのに!!!なんでこんな狼さんとっ?!ってゆーか『ファーストキスはレモン味♡』なんじゃないの?なんだよこれ!!生臭っ!!え、肉?肉なのかこれ!!私のファーストキス返せよぉおお!!誰だよレモン味♡なんて言ったの!!私はそれに対して抗議する!


『ファーストキスは生肉味☆』


星なんてつかねぇんだよ馬鹿やろー!!






愛し子……どんな設定にしよう…。


実はなんにも考えてないヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

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