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たび重なる襲来

「久しぶりだな。スカイ=ウルメイア=フィールド。」

「ゼオンか!?」

「ベルフェザード様を倒せて満足か?あの方は再び転生するというのに。」

「何度転生しようが、その度に俺達は戦う!例え俺一人となってもな!」

「キッシャッシャッシャッシャッシャ!相変わらずの減らず口だな。」

ギルが空から降りて来た。このままこの2人と戦う事となったら...俺達は勝てるのだろうか?

「おいお前!何故"ウルメイア"という名がついているんだ!?」

「ユナを...お前達神竜を忘れない為だ。それに...俺がどういう名を持とうが、お前には関係無いだろ!」

「忘れない為だと?今更何をほざくか!今度こそお前らを八つ裂きにしてやる!」

「下がれギル!勝手な真似は許さんぞ!」

「...申し訳ございません。」

ゼオンの一言にギルは大人しくなった。ゼオンはそれ程までの力を持っているのだろうか...

「スカイ。これで街を守ったつもりか?」

「どういう意味だ?ベルフェザードは倒したぞ!」

「魔物はベルフェザード様だけではない。民がなかなか頑張りおってな...つまらんから、もう一体ほどとっておきを放っておいた。...民の力だけでは倒せまい。今頃フェルメアの民を喰らい尽くしているだろう。」

「何だって!?」

ゼオンは高笑いをしながら、ギルと共に去って行った。

「スカイ殿!拙者はフェルメアへ戻る!アリア殿が危ない!」

「あぁ。俺達も行く!皆、フェルメアへ行くぞ!」


1049年119日目

フェルメアでは魔物の勢いが衰える事はなかった。市民達と親衛隊が魔物と戦っている時、監獄塔の牢屋にはアリアがいた。

「怖くない...怖くないったら...怖くない...」

彼女の側にはいつもツルギがいた。彼女が追い詰められた時、唯一頼れる存在であった。しかし今は側にいない。いくら守りが堅いこの塔にも、いつ魔物がやって来てもおかしくはなかった。すると魔物の雄叫びが大きく聞こえた。声の大きさから、もうすぐそこまで来ている事が分かった。

「でも...やっぱりちょっと怖い!誰か来て!ツルギ!ここから出して頂戴!!」

アリアが叫ぶと、誰かが来て牢屋の鍵を開けてくれた。そして入って来たのは市長のオーロだった。

「お父様!?」

「アリア!済まなかった。私はお前になんと詫びれば良いのか...。ラパンの悪事が全て明るみに出たよ。奴はこの騒ぎに乗じて、私を殺そうとしたのだ。逃げ切ったがね。」

「お父様...無事で良かった!」

「さぁ、アリア。早く逃げなさい!ここにも魔物が押し寄せている。」

オーロがアリアを逃がそうとすると、行く手にラパンが立ち塞がった。

「おっと...そこまでだ、お二人さん。私はまだまだ登り詰めたいんでね。悪いが、知りすぎたあんたらには死んでもらう。」

「ラパン...どこまでも汚い奴なの!」

その時、魔物が恐ろしい咆哮をと共に現れた。

「ひぃ!!な、何だこれは...ぎやあぁぁぁぁぁ!!!!」

一番近くに立っていたラパンが、瞬く間にその鋭い爪の餌食となった。2人の目の前にはむごたらしい光景が見えた...。魔物の目に射竦められ、市長もアリアも震えることすらも出来なかった。

「...いや...よ。私...まだ何もやってない。何も言ってない。こんなところで...死ぬのは...嫌!!」

ドガーーーーーン!!突如塔の壁が壊され、その勢いで魔物は吹き飛んだ。

「無事か?火薬の勢いがちょっと多かったな。」

「あなたは...聖炎騎士団の?」

「アリア殿!遅くなってすみませぬ。もう心配なさるな。ここは拙者らにお任せあれ。」


【アークデーモン 悪魔族 レベル06】

・体力250 ・攻撃力5×2(石) ・素早さ12.5 ・回復力07

特徴・・・連続攻撃 4×3 攻撃を仕掛ける前に雄叫びを上げる。体力の低いものを狙う。


ニンジャのように1度に2回攻撃、しかもそれが祈祷師と同じ石化攻撃...。1回の補助で守れるのは1回の攻撃だけ...補助無しで石化+連続攻撃を受けると、エイドより体力が低い者は戦死してしまう...。

「前線はツルギとエイドと術者。魔騎士は術者、僧侶はツルギを補助。アーチャーは弓での攻撃。ツルギは俺の支援をしてくれ!」

「あたしはいいのか?」

「ヤエはベルフェザードとの戦いで疲労が溜まっているだろ?奴は体力が低い者を狙うから、術者と魔騎士に攻撃が向かう編成にした。2人には申し訳ないと思ってる...。」

「ダイジョダ、ダンチョ!」

「勝つ為には、やむを得ない事だ。」

「ありがとう。よし、行くぞ!」

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