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アトレアの災厄 再び 後編

【聖炎騎士団 編成】

前列•••魔女・戦士スカイ・騎士

中列•••僧侶・アーチャー

後列•••ニンジャ・神官


戦闘態勢が整い、騎士団と予言の魔物...モルガロスとの戦いが始まった。

先手は魔女が取ったが、奴の回復力より弱かった。次にアーチャーが攻撃すると、今度は魔物の攻撃となった。奴の攻撃は騎士に向けれ、俺と騎士が攻撃を終えて1巡目が終わった。俺は隊列を入れ替え、騎士と魔物が体力を回復した。それでも騎士の体力はあと一撃耐えるのが精一杯であった。

2巡目に入り、アーチャーがニンジャの支援を受けて攻撃した。そして魔物が尻尾で前列目を薙ぎ払う列攻撃をして来た。僧侶は神官のお陰で軽いダメージで済んだが、アーチャーは半分以上ダメージを受けた。最後に僧侶が攻撃して2巡目が終わった。隊列を入れ替えて僧侶が他回復、魔物が自回復を行なった。

3巡目に入りニンジャが魔女の支援で剣闘士並のダメージを与えた。そして魔物の攻撃は魔女・騎士の補助で2人とも軽いダメージで済んだ。そして神官が攻撃して戦闘は終わった。俺は2人の体力があと一回耐えられるので隊列変更はせず、僧侶がアーチャーを回復した。

4巡目に入りニンジャの攻撃後に魔物が列攻撃を繰り出した。今度は補助無しだった為、2人共に戦死寸前の体力となった。神官が攻撃して戦闘は終わった。

この時点で魔物の体力はまだ6割であった。俺は隊列を入れ替え、ニンジャと魔物は自回復を、神官は他回復を行った。

5巡目に入り、魔女とアーチャーが攻撃すると、いよいよ魔物の石化攻撃が来た。攻撃は俺に向けられ、ダメージと共に石化した。騎士が攻撃して戦闘は終わった。列攻撃と石化攻撃を終えた魔物は、この後は通常攻撃しかしてこない為、俺は隊列を入れ替えながら魔物を倒す事が出来た。今回も団員達にかなりの疲労を負わせる戦いとなり、俺も今にも倒れそうなくらいだった。


予言の魔物を倒した事で例の如く予言書の内容が変わった。すると戦闘前に保護した少女が俺の元に来た。

「あの、助けてくれてありがとうございます。」

「怪我は無いようだな。良かった...」

「あっ!あなたの腕から血が出てる。ちょっと待って、止血効果のある薬草を乾燥させたのがあるから...これで大丈夫!」

彼女は持っていた薬草を俺の腕に付けて包帯を巻いてくれた。こんな事をされたのはウォルターの時計塔でユナにして貰って以来だ。すると彼女は俺の顔を見て何かを思い出したようだった。

「天野...秀哉さん?」

「!?何で俺の名前を...」

「やっぱりそうだ!私だよ。ウォルターまで送ってもらったマナだよ!」

「マナ...マナだって!?随分大きくなったなぁ!」

彼女をよく見ると、確かにそうだった。薄紫色の髪に小麦色の肌、赤いヘッドバンドを付けていたが間違い無かった。

「ふふふ。何とか生きてたわ。ねぇ!虫さんはいる?」

マナが辺りを見回すと、テトがゆっくり現れた。

「...覚えてたのか...」

「勿論!皆に嫌われていたあの頃、私の友達は虫さんだけだったもの!ウォルターまでの道中、本当に楽しい旅だった。忘れた事なんか無いわ。」

「...僕は虫さんじゃないぞ。テトだ。」

「ふふふ。ごめんなさい。」

マナがテトとの再会に喜び、俺はマナに色々聞きたい事があった。

「マナ、どうしてアトレアに?ウォルターにいる筈じゃ...」

「うん、故郷が大変な事になっているって聞いて戻って来たの。ねぇ秀哉。あなた達はこれからどうするの?」

俺はマナに破滅の予言の事を話した。黒死病の猛威と"死神"の脱走によって、世界が苦境に立たされている事を...。成長したとは言え、まだ子供のマナに話さなくても良い事でさえ、彼女の澄んだ瞳を見ていると、何もかも話してしまうのであった。

「そっか...ねぇ。私も連れて行ってくれない?」

「本気か!?」

「うん。もうアトレアの災厄は去ったし、それに...旅をしながら探したい人がいるの。」

「それなら別に騎士団に入らなくても...」

「うん。でもね...私、破滅の予言とか未来とか、難しい事は分かんないけど...風が"一緒に行けば?"って誘ってるから。」

「風がか...もしかしてマナは"気"が読めるのか?」

「ちょっとだけね。ほら!私はもう昔の何も出来ない子供じゃないよ。戦い方だって覚えたし、薬草の知識もある。何なら...爆薬だって作れるよ!」

マナは前のめりになって俺に迫った。薬草の知識だけでなく、戦い方に爆薬の製造まで出来るとは...

「ねぇお願い!きっとあなたの役に立てるから、連れてって秀哉!」

「わ、分かった。なら先ずその"秀哉"って呼び方は止してくれ。俺の名前はスカイ、スカイ=ウルメイア=フィールドだ。」

「うん!ありがとうスカイ!」


【マナ 巫女 15歳】

・体力15 ・攻撃力3×4 ・素早さ18 ・他回復力11 ・補助力10 ・衰退期まで20年


思いがけない再会と共に、騎士団にマナが加わってくれた。それにしても、一体誰がマカに戦い方等を教えてくれたのか...?

すると俺達の元にレイラが現れた。

「良かったですね。スカイ。世界を救う仲間が現れて...。」

「あら?あなたは?人間じゃないわね?」

「私は女神です。どうぞよろしくお願いします。」

"気"を読む事が出来る彼女は、すぐにレイラが人間ではない事を見抜いた。しかしマナは驚く事なく、笑顔でレイラに挨拶した。

「よろしく!」

「ではスカイ。一度王都へ戻りましょう。今後の事を考えないと...」

「あぁ。そうだな。」

俺達はアトレアから王都へ戻る事にした。そしてマカが俺とレイラを見て呟いた。

「ふぅん...そっか...不老不死繋がりなのね。あなた達...。」


1092年 聖炎騎士団 ・スカイ17歳(∞)・マナ15歳(20)

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