#13
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背後のミラーに光の点が増えていくのが見えた。
1つ、2つではない。
朝焼けの空を埋めるように、無数のドローンが等間隔で追走してくる。
「噓でしょ……。」
美咲がアクセルを踏み込むと同時に、ハンドルがひとりでに数度、細かく揺れた。
「私じゃない!」美咲は金切り声をあげた。
ナビ画面が勝手に切り替わる。設定していないはずのルートが赤く点滅し、『最適ルートに変更します。』という、無駄に美声のアナウンスが車内に響いた。
高速を降りる指示が出る。
「戻されてる……。」
「行き先は?」
「……本社になってる。」
悠真は少し黙り込んでから「よし。高速を降りよう。」
「でも!」
「考えがある。」
車は緩やかにハンドルを切ると降り口に向かった。
追走するドローンの群れが、明らかに密度を増していた。
ナビの合成音が、さっきまでとは違う調子で繰り返す。
『監視を続行。最適ルートに変更します。監視を続行。最適ルートに変更します――。』
同じ文言のはずなのに、音声の間隔がだんだん短くなっていく。
まるで何かに急かされているようにモニターの表示が繰り返し読み込み画面になる。
予期せぬ出来事が起こっている。
そう思っているのは自分たちだけではないようだ。
何故だか悠真はそんなことを感じていた。
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