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#14

挿絵(By みてみん)

********************************************


高速を降りた車はUターンして下道を進んだ。


ドローンは今や雲霞の如く数を増やし、車の追跡を続けていた。


信号は何故か全て進行方向が青になっており、車は一切止まることなく、やけに交通量の少ない国道を、無数のドローンを引き連れて真っ直ぐ走っていった。


車が走り去り、ドローンの姿も見えなくなるまで、悠真は高速道路の橋脚の陰から見送っていた。


「行ったよ。ドローンは自動運転に気づかなかったね。」


降り口の料金所で素早く車を降りていた2人は、息を潜めてその場をやり過ごしていた。


美咲はまだ青い顔をしていた。


「もうそろそろみんな出勤の時間だ。ヒト目につく前に場所を変えよう。」


悠真は美咲の手を取った。


少し震えていた。


「大丈夫?」


「う、うん。」


「少し歩けば神社がある。あそこなら監視カメラもないし一旦落ち着けると思うよ。」


悠真の言葉に頷く美咲。


震えを抑えて立ち上がると、朝の通勤者の群れとは逆の方向に、ヒト目を避けるようにして顔を伏せながら歩き出した。


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