表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/100

72日目

「後輩、僕は、朝ドラがやりたい」

「大きく出ましたね」


 ご婦人層に受ける物語を、ということでしょうか?

 忙しい朝の時間帯に台詞だけ聞いてもわかるようにと、ラジオに近い脚本で回しているドラマ、の、小説化というか、文章化でしょうか?


「そこまで細かくは考えていない、けどあの長さで、あの回数は、短編連作にちょうど良いんじゃぁないかなぁと」

「ええと、週5本、半年で、24週乃至26週ですから、120回から130回ですか?」


 確かに量としてはちょうどええ感じ、ではありそうでありますな。

 実在する人物をモデルにしたら、話のネタにも困りそうにはないですし、本家っぽく演出すれば、お約束として共感が得られる、ような気もしないではないですね。


「で、恋愛に振るよりは、コメデイに寄りたい」

「まあ、先輩に乙女心がどうのこうのは、不可能ですから」


 乙女だよ?!

 見た目幼女な座敷童子が何をほざいているのですかね?

 容姿的なものだけではなくて、本質的に、魂のあり方として”恋愛”に向いていない生き物が存在することを理解してください。


「ひどくない?!」

「半ば冗談ですが」


 半分は本気なわけではありますが。

 つまるところ、東が西かというと、西方面のシナリオを手本にして物語を作りたいわけであるのですね。


「そうそう、こう戦前戦後あたりを通して現代の一歩手前までを舞台にした、ヒロインを中心にした群像劇、っぽいやつをやる!」

「どの戦争をモチーフにするかで扱う時代が変わりますね」


 基本は第二次世界大戦ですかね?

 意表をついて、現代戦争あたりを差し込んでみるとかはどうでしょう?

 こう、テロ組織が暗躍する、政情不安定な国家を舞台にした、硝煙爆風血飛沫が舞う、緊張感ある舞台での、命がけのコメディ。


「斬新だな!」

「言っててこれはないかなとは思いましたが、案外乗り気ですね」


 戦火の中での一般人がどう暮らしているのかをドキュメントっぽく、しかも、朝ドラテイストで行うわけですね。

 こう主要キャラクタがいつ銃弾に倒れるかわかないようなドキドキハラハラ感とか、偶然出会ったいけ好かない男が、実は政府軍の最高指導者になり上がったりとかして。


「身分違いの恋とかだな!」

「結構簡単に生き別れの演出もできそうですね」


 ……朝ドラとしては不謹慎で物騒な気がしますね、ひしひしと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ