71日目
「時代劇っぽいやつをやろう、こうレトロなワンパターンもので」
「今の世代にわかりますかね?」
文化が断絶しているのではなかろうかなとか、まずは世界設定から解説していかなければならないような気がしますね。
ある意味異世界転生に近いフォーマットになるのでありましょうか?
……リアルから逸脱しているような世界観はむしろぴったりなのでしょうか?
「こう、別の文化圏が誤解しているような世界観でおかしみを出すようなやり口も良いんじゃないかなとか思ったりもする」
「フジヤマ、ゲイシャ、テンプラ、ハラキリ、チャンバラ、ジセイノク、アイサツ、とかとかですね。一周回って正しい文化のような気もしてきましたよ」
接している文化圏によっては、後世の創作物の方が本流に見えたりするのでありましょうかね。なになにで、これを知りましたとか、その手のやつでございますが、大きく間違っていないところが誤解を深める結果になっているような気もしますね。
「白菜を時代劇に出してツッコミを待ちたい!」
「そこかよ」
伝統のお野菜と見せかけて、史実ではそこにはないものを入れ込んでしまうとかなんとか、まあ、意図せずやらかすことはあるようでございますが。
人力で移動している後ろで、当時最新の交通機関が走っている図を撮ってみるとかその手の演出もあったりなかったりしましたね。
「刀と太刀を混同してみたり、風俗が微妙に時代に合わなかったり、武士道が極道っぽいそれと混同されていた描写とかしてみたい、気がする!」
「まあ、時代背景とか、考証とか、あえて外して、はっちゃけるようなものもあったりしますが」
それはとんでも映画とかでやられる手法であありませんかね?
大きな人形ロボットがいろいろやらかす物語とかも実際にあったようでございますが。
怪獣映画のはしりとかなんでしょうかね?
「妖怪大戦争とか、怪しい僧侶とかが暗躍して、忍者とかニンジャとか、侍とかサムライとか、ガンスリンガーとかが跳梁跋扈するような」
「宇宙人も出しましょう」
それだ!
……それだっ!ではないような気もしますが。
地底人とか、未来人とか、鏡の中の住人とか、妖精とか、神様とか、節操なく出演させて、大混乱させるようなお話は、過去にもあったような気がしますね。
「そんな混沌なお話があるのか?!」
「定番ではありますね、古典的な漫画でも空から宇宙人が降ってきて、で始まるものも多いですし」
普通に妖怪変化やら、神様っぽいやつらやら、仙人やら精霊やらが毎週登場して大騒ぎになって、はい、節操がなかったような気がしますね。
「じゃあそれを時代劇でやろう!」
「ちょっと読みたいですね、レトロなワンパターンがどこか行っちゃいましたが」




