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最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: Hike技研
魔王城完成 そして

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施設内部と気配

施設の中は、たくさんの人がいる。

案内の少女の後ろをレンとヴェルが先を歩き、俺とイーゼル、最後尾は獣人姿のモナが歩く。


「ここは別の団体も利用されますので」

案内をしてくれる少女は言う。


歩き始めると、人が途切れ途切れになっていく。

さらに奥の奥。


建物の作りは変わらない。だが、進むにつれて時間が止まっているような感覚になる。


案内する少女の足が止まる。


「私が案内できるのはここまでです。どうか、ご安全に」

少女は踵を返し、元の道へ戻っていく。


「セトさん私達は進むべきではないです」

「そうね。私とレンで見てくるから、セトとイーゼルはモナと居て」


その言葉にモナはうなづく。


「いや、俺もいくぞ」

だがその腕を、モナが掴む。


「ダメ」


力強い。


俺はレンを見るが。


【待ってて】

優しく微笑む。


いつもは一緒にいたがるレンですら、進むなという。


「まぁ、そう言うことよ」

ヴェルが申し訳なさそうに笑う。


「あーここで暇なら、オオタのところまで戻っても大丈夫、むしろそっちの方が安全」

「いや…」


再び俺が声を出そうすると、モナの手に力が入る。

だが、それが緩む。


モナが後ろを振り向くと、人影がある。

随分と丸い。人影だ。



「それには及びませんよ」

人影から知った声が聞こえる。法衣ではない。白装束、いや白い衣を纏ったオオタが立っている。


「どうして、ここに?忙しいんじゃないのか?」

俺の言葉にオオタが大袈裟に驚いた顔を見せる。


「いやねぇ。セトさんと昨日話してたら思いのほか楽しかったんですよ。だから、もう少しくらい情報提供するべきかと思いましてね。ああ大丈夫ですよ。セトさんとイーゼルさんはお任せください。怪我ひとつなく案内しますので、それはもう」


息継ぎをいつしてるのか心配になるような喋り方。


イーゼルはオオタを睨む。

モナは俺の手を話、オオタと俺の間に入る。


その様子にヴェルは少し考えて口を開く。


「家族は家族で守るから心配しなくていいわ、代わりに先頭を歩いてもらえるかしら」


「あらら。信用がありませんね。まぁいいですよ。私はセトさんに見てもらいたいだけですから。せっかくクバネまで来て亭主がお留守番では意味がありませんからね。レンさんの肌に関わることも少しはわかるかと思います。いや、違うか。どっちにしても見てもらう方がいいかもしれません。セトさんは独特の感性をお持ちのようだ。我々の見つけられない……」


「ちゃっちゃと歩く」


言い終わる前にヴェルに睨まれる。


ヴェルの睨みに恐れる様子もなく、オオタは先頭を歩き始める。


それをヴェルが後ろから追う。レンは俺とイーゼルの元に嬉しそうにきて、一緒に歩き始める。


モナはじっとオオタを見ていたが、俺とレンの後ろを歩き、何度も振り返っている。


「さっき直前まで気配を感じなかった」

モナがボソリとつぶやいた。

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