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最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: Hike技研
魔王城完成 そして

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街の息遣いと変化

今日こそは、レンの肌を進める。

進めると言ったら進める。


と言ってる側から、レン本人から散歩の提案。

モナも、それを望んでるようだ。

ヴェルは、聞くまでもなかった。

もう行く気満々でしたね。


ふっ。


わかってますとも、付き合いますよ。




地下通路はまだ試験段階ということもあり、使えない。

なお、俺、フィーナ、モウラは絶対入るなとセラから厳重注意を受けた。


わからんでもない。それほどのことを……

「家でやりなさい」


はい。



なので普段通り砦を抜けて城下町へ降りる。


闘技場近くは、少し人が少ないが市場や職人街は賑わっている。

冒険者ギルドは闘技場側にあるので依頼を受けにくる者が多くいるが、夜になると多くは北区へ流れる。


【街が生きてます】


「街が生きてるは面白いな」

レンの言葉に同意すると、モナもうなづいている。


「私の里の何十倍もいるからね。私はここまで人が多いと酔いそうだけど」


耳が良いモナにはうるさいか。


「ノアの方がもっとうるさかったろ」

「あっちではセトの小屋にいることが多かったからね」


確かに、金もなかったから外れの方だったしな。


【魔王城も楽しい、セト小屋も楽しかった】


途中に「の」が入らないだけで、俺が見せ物みたいだ。


「そうね、賑やかなのもいいけど、あの小屋も良かった」

ヴェルが嬉しそうに前を歩いている。少し暗めのメイド服。

何かとメイド服を着るよな。ルナは仕事で着るけど、ヴェルは趣味で着ている。


「あの小屋から魔王城。街も住処も、変化があると生きてる感じがするわよね」

ヴェルは嬉しそうに振り向いてはスカートの裾を揺らす。


太ももに下げたダガーが見えるのが、何とも危なっかしく、色っぽかった。



【ダンジョンに比べればどこも賑やか】

それはそうだな。

ただダンジョンでは命のやりとりが多いから。

何とも言えない。


街を歩いていると、様々な店が目にとまる。

食べ物屋台から雑貨、比較的日用品が多い。


少し歩くと、職人街の仕立て屋が、店先に服を並べている。


「ちょっと見ていくか」


普段着から、ちょっとおしゃれなものまであるが、職人街だからかどれも安い。


「仕立て直しもあるからね」

ヴェルが小さいメイド服を見てる。

大きいメイド服を小さく仕立て直したものが並んでいる。


孤児達の服も必要だから需要はありそうだな。


ヴェルは真剣に見ているが、どう考えてもヴェルには小さい。


「それは着れないだろ」


「私はね、ティナにどうかなって」


なるほど、今はルナのお古をきてるが、それでも大きいからな。


レンとモナは別のところを見てるな。


ポルコのところか。


見にいくと、新作レザー。


革の鎧や、ズボン。質がいいのにどれも安い。

ポルコ商売する気あるのか?


そして、ビキニアーマー系が多い。ポルコの趣味か。

ビキニアーマー隊がいるからか判断が難しい。


だが新作?


ポルコに尋ねようとしたら不在らしい。

代わりに帝国風の女性が店番をしていた。


帝国からの仕立て屋か。



レンの手がふと止まる。


胸当てや肩部分はあるが、それ以外はほぼベルトで巻かれたように見えるビキニアーマー。


【これは良いものです】

「気に入ったのか?随分攻めた。いや防御力が低そうだけど」

俺の言葉にレンは少し考え、モナを指差す。



【モナも似た感じ】

【早く動ける】


確かにモナは最近布が多いビキニアーマーも着ている。ほぼ水着に近い。

今のレンでは切れないが、肌が治れば着れる。


「買っておくか」

俺の言葉にレンが嬉しそうにうなづく。

ポルコの商品でレンが選んだものだ。間違いはないだろう。

手に取ると丈夫さも問題なさそうだ。


「あーそれ選ぶなら、後での方がいい」

商売っ気のない声が聞こえる。


ポルコが戻ってきたようだ。


「レンさんの装備だろ」

ポルコはレンの体を一瞥すると、俺に目を向ける。


「まだなんだろ?」


ポルコもレンの肌を治す手伝いをしているから、最近のレンの肌事情は知っている。


「まだかかりそうだ」


「なら、必要な時に声かけてくれ」


「これじゃダメなのか』


「ダメだな。実際の肌に合わせるべき」


ポルコはそう言い残すと、店の奥へ引っ込んだ。


「だそうだ、レン」


レンは頷き。筆談ノートに書き入れる。

【ポルコの作るものは良いから、待ちます】


何だか嬉しくもあり、ポルコに嫉妬するのは職人としてなのかな。


悔しくもあり、このデザインの装備を着たレンを早く見たくもある。


「なら、俺も頑張らないとな」


【はい】


レンは筆談ボードを見せた後、手に持った部分を俺にだけ見えるようにする。


少し近づき見てみると。


【こないだの夢見たいな時間がまた欲しいです】

小さく書かれていた。


レンの顔を見上げると、照れたような。恥ずかしがるような顔をしてノートをまた開く。


【できればモナとヴェルも一緒】

一瞬だけみせ、ノートを閉じる。


顔は見れなかった。

すぐにモナとヴェルの元にレンが向かったから。


何となく、レンの顔が分かる。


ダンジョンの時とも

戦う時とも違う。


嬉しそうな足取り。


レンも間違いなく変化してる。


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