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最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: Hike技研
魔王城完成 そして

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イーゼルも全てを語らない

フィーナが難しい顔をしている。

イーゼルはニコニコしている。


ヴェルは怒っている。



教会の小部屋で、俺は困っている。




「結局、蓮華の元は教会なんだから、ランスの首根っこを…」

ヴェルが興奮してるな。


「それは何度もやってるじゃないですか。ヴェルさん」

イーゼルが笑っている。すでにやってたのか。


「あれは、また別件でしょ。それにイーゼル。あなたまた隠してたの?」


「いえ、不確定な話でしか聞いたことがないのです。セトさんが出会ったことで、噂が真実だとわかりました」


ダリアの存在は、教会関係者でも断定できるものではなかったようだ。



「それで、フィーナはなんで難しい顔してるんだ?」


「教会に不信感があるのよね」

ヴェルがイタズラな笑顔をフィーナに向ける。


「いえ、鍛え人を超えよ。その信念に揺らぎはありません」


「聖撃は分派の中でも特殊よね」


「蓮華も分派なのか?」

「蓮華は思想というか、人が集まる宗教とは別なのです」

イーゼルの言葉に迷いはない。


「潰し回るにも、終わったかどうか見えないな」

「そう、だから私もアッシュも、苦労したの」

ヴェルはテーブルに顔を乗せ、だらけているな。


「一時期は、セトさんも粛清対象としてみられてましたから」


「あれ、そうなの?」


「そうよ、フィーナが問題なし判定したんだけど、その後、私たちと会ったでしょ」

ヴェルの目が俺を見ている。

確かに、あの頃にフィーナ、ヴェルとアッシュに出会ってる。

「モナ……聖獣騒ぎがあった頃だな」


「聖獣は確かに珍しいけど、それだけで、粛清はおかしいのよ」

「その時の指揮をしたのは?」


「クライブよ」


フィーナが手をあげる。

「当時、クライブさんから支持を受けて調査しに行きました」

「ダンジョンで初めて会った時か?」


「そうですね。セトさんが女の子三人に囲まれてヒャッホイしてた時です」


ヴェルの拳に力が入る。ただでさえダリアの件で怒ってる時に何言ってんだ。


「レンとモナとルナな!」

いやヒャッホイはしてなかったぞ。

ほらみろ、変な情報のせいでヴェルの怒りの矛先が迷子だぞ。


「あの時はモナを見逃したのか?それとも本当に気が付かなかったのか?」

「忘れちゃいましたね。久々のダンジョンで興奮してましたし」


うん。そうね。俺らみんなドン引きしてたからね。




イーゼルが咳払いをする。

「話がそれましたね。当時のフィーナに指示したのはクライブ。これはガイナスも同じです」


「私は周りが動いたから、勝手に見に行った」

ヴェルは、指図されたわけではない、人外を連れ回す人間を見に来ただけ。

そう、俺を。



「ガイナス、人狼とアネモネが繋がってるなら、クライブが黒幕でしょ」

「そう考えるのが妥当なんですが、今回セトさんは無傷で返却されてます」


イーゼルが人を物みたいに言うな。


「アネモネがダリアに俺を会わせたかった。ただ、それだけじゃないかな」

俺の言葉に三人が止まる。


「損得も思想も全ておいて、セトさんを会わせたかったっと?」

「わからないけどな。殺す気なら空中で落とせば終わったのに、アネモネはしなかった」


「でも、人狼の逃亡も手伝っている」

フィーナも頭を悩ませてるな。


「ダリアがセトに会いたかったんでしょ」

ヴェルが興味なさそうに言う。

だが、それがしっくりくる。

ダリアは俺を知っていた。


ここまでくると、昨日聞けばよかったと後悔するな。


セラが思った以上に暗躍してるようだ。


フィーナとヴェルはまだ考察をしている。

イーゼルと目があう。口に指を当てて……



内緒…か。



セラとイーゼルならうまくやるんだろう。


……俺はレンの肌でも治すとしよう。


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