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最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: HK技研
魔王城完成 そして

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ノア視察は正面から

執務室にはミリアがいた。ノアの軍服に軍帽姿。

見た目は完全に人間に見えるが、帽子を脱げばケモ耳がある。モナの妹だ。

ノアに入る際の、俺の監視役でもある。


「以上が、アレク副司令のお考えです」

ミリアの言葉をセラが確認する。


「現場での判断はミリアに一任する。それでいいのね」

俺も、反対する理由はないのでうなづく。


「お前に協力などしたくないのだが、副司令の命令だ従ってやる」


俺のことを目の敵にしている。

モナを無理やり娶った男として見られてる。


ちなみに初対面の時、レンにはボコられてるらしく。

レンには敬意を表している。


まぁつまり

弱い男に、モナが嫁いだのが気に入らないらしい。


今も随分と睨まれている。




今回のノア潜入話は、俺の家族と、ノア側のアレクとミリア。そしてマグナス。

さらに、鬼神族のアヤネまでで収めている。



アヤネは快く引き受けてくれた。

唯一、ティナの安全だが、この計画中は魔王城で預かることで納得してもらえた。


「わがままな妹なので、迷惑をかけると思うが……」


そんな言葉をよそに、すでにリザと遊んでいるティナの姿に、アヤネも安心はしているようだ。

ティナには、近隣の調査としか伝えていない。余計な心配を与えないためだ。



「リザもモウラも我が家臣だ心配するな」

ティナが威張っているが、ちと腕を雑巾しぼりのようにして懲らしめておく。


「痛い!ばか!ちぎれるぅう」

力が強い鬼神族でも皮膚は同じらしい。

まだ小さいティナなら、俺の力でも、どうにかなる。




「家臣は、言いすぎた。友達だ」

反省はしたようなので頭を撫でてやる。


「苦しゅうない。腸詰串を所望するぞ」


うん、まぁ。それでいいよ。好きにして。

てか、祭りで食ったあれが気に入ったんだな。



【私も行きます】

レンは何度も、着いてきたがったが、魔人扱いのレンも同行だと

監視の目が厳しすぎる。


教会のフィーナと、戦力としては数えられない俺だから、監視がミリアだけで済むのだ。

実際は、もっと監視されているのだろうけどな。


その警戒のためにアヤネだ。

俺たちと同行するのではなく、遠巻きに見てもらうためだ。

アヤネなら自分の身を守ることも、いざとなれば共闘することも可能だ。




「フィーナもそれでいいか」


表向きは、大教会への報告。


元聖騎士であるフィーナは、教皇との謁見を取り付けた。


教皇への報告。魔王の嫁となったものが、どの面を下げて

そう思われても仕方ない立場だ。


だが、懐の深さを見せつけるためか、あるいは別の思惑か。謁見の許可は、あっさりと降りた。




マグナスの根回しか、教皇自身が望んだのかは、俺にはわからない。

わかるのは、フィーナが、そこを懸念していなかったことだ。


「教皇様は話がわかる方ですから」


教皇はそうでも周りは、わからない。

蓮華会の息のかかる者もいるだろう。


今のところ、一番警戒すべきは教皇の八男、クライブだ。

権力には届かないが、無碍にはできない存在。ガイナスを焚き付けた黒幕だと見ているが今回は、どう出てくるか。




アヤネに先に城塞都市ノアへ入ってもらい、街の様子を探ってもらう。


そして翌日、俺たち三人がノアに入る。


アレクの息がかかる検問で、それ自体は問題なかった。


城門をくぐると、懐かしい匂いとともに視線を感じる。

俺でもわかる。相当数だ。


まぁいい。何もやましくはない。

尻尾の色くらいかな。


ミリアの服の隙間から、灰色の尻尾が覗いている。

相変わらず、変身が上手くならないな。


ミリアと入れ替わる形で、軍帽を深く被るモナがついてきているが、問題はない。


現場でミリアが必要と判断した結果だ。


こうして、ノアでの行動が始まった。


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