表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: HK技研
魔王城完成 そして

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

189/277

建国祭 結び


「真面目な話なら聞こうか」

俺も襟を正す。


後ろでは、ティナたちがはしゃぎ、

闘技場は相変わらず盛り上がっている。


その喧騒を背に、会話が進む。


「とまぁ……ノアも、きな臭くなってきたのでな」

「わかった。だが、無条件には受けられないぞ」


「当面の資金は心配するな。だから、頼みたい」

それ以上は聞くなと、言わんばかりの態度だ。


レンとの戦いといい、俺との言い争いといい。

何か、妙なはしゃぎ方が気になる。


だが、いい。


リザの件もある。

フィーナの魔王支部も。

マグナスへの借りは、多い。


「ああ。任せとけ」

これくらいで、返せるものではない。

そして、語らないものを掘り返す趣味はない。


マグナスの顔が晴れた、そのタイミングで、

どうやらメインイベントが始まるようだ。


モウラが、闘技場の中心に立っている。


「さぁ! 建国祭・最終イベント!

 期待のメインイベントの時間だぁ!」


今日一番の声。


それに続く、拍手と喝采。


「元聖騎士にして、聖女とも呼ばれる女!」


白地に緑の差し色と金の刺繍のローブを、頭から被った女性が厳かに中央へ歩みを進め。

後ろを筋肉信者が続く。


「魔王城聖撃司教!フィーナ・リーベア!」


ローブを筋肉信者へ預けると、ビキニに似た服装のフィーナの肉体が露わになる。


マグナスやカッツェような盛り上がった筋肉ではない。モウラのような美にこだわる筋肉でもない。

だが華奢に見えても詰まった筋肉は、実戦向きで無駄のない。それでいて女性らしい。


聖騎士でも。聖女でもない。


フィーナはフィーナだ。


闘技場中央に設置された四つの柱、それをロープで囲んだ空間に、フィーナが足を踏み入れる。



堂々とした態度で入場門を見つめる。


「さぁ、前回優勝者カッツェの登場だ」


入場門が開くと初めからビキニスタイル、肩に申し訳程度に布を被せたカッツェが入場する。


派手な鳴り物も、今回は必要ない。

ただ一人、悠然と歩く。


そして、ロープをくぐり、フィーナと対面する。


「お互い拳を合わせるのは、初めてだな」

カッツェが手を差し出す。


「ええ、うちの家族のために、勝たせてもらいますよ」


その手をフィーナが強く握りしめる。


フィーナが貴賓席をチラリと見る。

モナとヴェルがうなづく。




建国祭


スターダスト


結びの一番



手を握り合ったまま。

お互いを見つめ合ったまま。


ドラが鳴り響く。


空いた手を握りしめ。


二人の拳が、交差する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ