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プロローグ:第64神世界

 第2章プロローグです。








 記記(ふさふみ)たちが召喚されたこの世界は、『第64神世界』と、呼ばれている。


 これは、神々の中で64番目の神が支配する世界であることを表していて、その64神というのが、『女神"ミラー"』である。



 『女神"ミラー"』は、神々の中でもあまり良い性格をしていない。


 自分に逆らう者を嫌い、徹底的に潰しにかかるような神種である。



 それもあって、自分の支配から抜けてしまっている『魔王"アウト"』、そしてアウトが支配する魔物と人間との共存圏である『ゼロ』は、女神から徹底的にいじめられている。



 しかし、魔王は女神の力を抑える術を編み出したのだ。


 これにより、女神の力を持ってしても魔王を討伐することが難しくなってしまった。


 そのため、女神に匹敵するほどの実力を持つと言われる『勇者』を召喚したのだ――







            *







 この世界には、国が5つしか存在しない。



 女神が直接支配する『ミラー王国』。


 ミラー王国と長きに渡って戦争を繰り返してきた『オリジナル王国』。


 女神を信仰する"カガミ聖教"の総本山『カガミ聖教国』。


 この世界での永久中立を宣言していて、治癒魔法が圧倒的に発展している『カミガル中立国』。


 そして、魔物の国『ゼロ』。



 これらは、決して仲が良いとは言えないだろう。


 常にどこかの国が戦争をしているような状態であり、平和とは言い難い。








            *







 〜???視点〜



「……しかし……あの女神は何をしてるんだ?こんな状況じゃいつまで経っても発展していかないだろうにな……」


 男は、世界を見ながら呟く。


「まぁ……でも、今回召喚された勇者たちがきっとこの状況を変えてくれるのだろう。なんやかんだ、人間は人間によって良い方向に向かうことになるからな。」



「そうですね……召喚された勇者たちが少し不憫ではありますが……ここは私の出る幕ではないでしょうね。」


「……!?」


 気付くと、男が後ろに立っていた。



 数秒後。


「……びっくりさせないで下さいよ……最高神様……」


「あはは、ごめんね。」



「最高神様は……この世界、どう思いますか?」



「そうだね……」

 

 最高神と呼ばれた男は、少し考えた後、こう言った。


「……大丈夫だよ。人間というのは、愚かだが決して馬鹿ではない。それに、さっき君も言っていたがあの勇者たちならきっとやってくれるはずだよ。」




 ープロローグ 完ー

 

 お読みいただきありがとうございます。


 スケジュール的に厳しくてですね……しばらく週一更新できそうにないです……。あとそもそもモチベーションを保つのが難しいのもありまして……。


 ですから、もし読んでくれている人がいたら、気楽に待っていてくれると嬉しいです。

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