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転生してホモスパイラルから逃げられたと思ったら前世で俺の処女を奪ったクソ野郎とエンカウントしちまった件  作者: KP
第一章

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そろそろアップを始めようか?1


ドォォォ………ン


地を揺るがす轟音を立てて、サイクロプスの巨体が沈んだ。

倒したのは、アル。

グーパンの一撃であっさり決まった。

僕も念の為いつでも魔法でサポートできる位置にいたけど、まったく出番なんてなかったな。




***




しばらく前に、国の管理下に置くことになったダンジョンーーー

ダンジョンマスターだったサイモンから取って、『マッドの館』と名付けられたこのダンジョンに、僕は定期的に通っている。

僕、エドワード・デ・ラ・ウル・サウザンド。この国の第一王子。

そして、『マッドの館』のもうひとりのダンジョンマスター…ってことにもなるのかな?

僕もダンジョンコアを通して、ダンジョン内を好きに操作できるから。

そのへんの定義は未だ曖昧だ。

サイモンも研究中だという。

「あくまでダンジョンマスターは最初にコアを操作した僕、サイモンのはずなのだけどなー。僕が許可したら、チミにもできた。いわばマスター権を一時的に譲渡したって形になるのか…?…いやあるいはサブマスター登録なんてことなのか…ブツブツ…」

サイモンの話は長いし埒が明かないから、まあ今はこのくらいで。

いずれきちんとした研究成果が出たら正式に報告してもらえばいい。

ともかく、僕もダンジョン管理に一枚噛むことになった。

…他の誰かには任せられない仕事だ。

魔法が使えて、かつここのダンジョンモンスターに命令できる強さの持ち主ってのが条件だから。

僕以外だと、この国では僕の父上くらいかな…

現役の国王にこんな雑事をさせるわけにはいかない。

第一王位継承者である僕だって本来は論外だけど、父上に比べればまだしもマシ、ってことで。

僕の仕事が増えた。

正直、嫌だなー…って思ってたんだ。最初は。

だって定期的にダンジョンに赴かなくちゃいけないってことは、その間はしばらく王城を離れることになる。

王城を離れるってことは、アルを呼んで一緒に過ごせる時間が減っちゃうってことだ!

冗談じゃないよ!?

サイモンってやつ、本当にとんだ疫病神だ!

この国で勝手に危険な研究を始めて、僕の手を煩わせやがって!

…と、若干の殺意を込めてサイモンを恨んだこともある。

こいつを抹殺すれば事態を打開できるかな…って実際にチラッと考えたことも。

早まらなくて良かった…!

今では逆に、サイモンに感謝しているよ!

何故なら、

「なあエド、ダンジョン行くなら俺も連れてってくれよ。あそこのモンスター相手だといい鍛錬になるから!」

って、アルが!

アルの方から、僕をデートに誘ってくれたんだ!

「…いや違うから。デートじゃねーから。ってゆーかデート先がダンジョンってそれでいいのかおまえ…!?」

僕はアルと一緒ならいつでもどこでもハッピーさ!

一応、護衛に近衛兵の何名かは同行することになってるけど、彼らは空気を読んで存在感を消してくれるしね。

実質二人きりでダンジョンデートだよ!

しかも定期イベント!!

なんて嬉し楽しいんだろう!

僕はこの上なく上機嫌で、今日もダンジョンへと足を運んでいた。

もちろんアルと一緒にねっ♡



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