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キングテレトリー  作者: フクツノタロウ
ゴールドイート商会編
282/283

ジャパ商会戦Ⅳ ~対聖堂1~

ダンと「聖堂」の戦いはエリアFの倉庫を突き破りその中で続いていた。


「オラヨオォオ!!」ドガアアズドオォォッ!!ドギイイィィン!!バゴオォォッ・・・!

「・・・フン・・・フン・・・」


開幕からいきなり雷に打たれてしまったダンは飛ばし気味に結構ヒートアップする感じで「聖堂」へと接近し、クレイモアの大振りで攻め続けていた。対し、「聖堂」は落ち着いてその猛攻を盾で受け止めて堅実にガード。そして素早いビームソードの斬り払いや突きのカウンターを行い続けてまずは出方を伺っていた。クレイモアの大振りを盾で受け止める度に「聖堂」はやや振られた方向へと体ごと後退させられたり、片足を若干よろめかせたりする程度の衝撃の余波は見せるものの、ガード体勢自体は大きく崩されることなく危なげなく近接戦をこなしている。

この間にも血を垂れ流し続けている「聖堂」はこの戦いは実質インフェル戦からの連戦で、刻印の魔力の回復程度からも「写像」は使えない。だが、「聖堂」は短期決戦を狙うかのように一瞬の局面を狙い続ける。

そういう経過である程度ダンの全体的な攻撃モーションを見切って読めてきた「聖堂」はそこで一気に踏み込んで攻勢に転じ始める。

その時・・・!


「ッ・・・!(きやがれッ)」


集中する顔つきのダンは小手パリィを咄嗟に狙う。微妙に距離をとってから少し攻撃を待つようなコンマの間で予備動作に入った瞬間だった。


「・・・!」ガチャン!スッビュシイィィン!

「ジャッ――なっ!?、おいィッ!(読まれた・・・っ!)」ガチャアアァギイィィン・・・!


タイミングを不自然に図るようなダンの様子を捉えて、反射的に察知した「聖堂」は強く踏み込んだ体勢からやや上体を後ろに戻してスライド移動。それによって攻勢に転じるその最初の踏み込みをフェイントとし、同時にダンに向けて斬撃(小)を即座に放った。

「聖堂」のその高度な読みと動きにより、逆にタイミングを外されてしまったダンはパリィが決まった!と思いっきり小手の前腕をカチ上げたが、見事に不発。飛んできた斬撃(小)自体はそれで防げたが、肝心の「聖堂」に決まらなかったのだった。斬撃(小)が小手に当たった瞬間、激しい火花が散って斬撃が消える。

すでに余裕のないダンが絶妙に狙いすましたこの戦闘初見のパリィだったが、「聖堂」の反応速度と判断力、経験が上回ったという場面で、ダンの(実質的な)技の一つである”パリィ”が早速看破されてしまった。これが実力差だった。


ガチャン!フゥゥバシイッスゥ・・・ドォオ、ドシイイィイイン!!「どがあぁッ・・・!」


間髪入れず「聖堂」は長い手足というのを感じさせる有様で盾の片手をぐっと伸ばしダンの衣服を掴むと同時に、片脚でダンの脚を勢いよく払って、完全にダンの肉体を浮かせると反対側の地面へと派手に叩きつけた。○○投げという程の鮮やかな体術ではなかったが、ほとんど片手だけでパワータイプのダンを投げ飛ばすというこの驚異的な光景。”やろうと思えばできる”というこのカッコよさ。また、格下相手なので同格のインフェル戦では見せなかった意欲的な攻撃を織り込んできたというのが感じられる。


「フウゥゥン!」フッズドオオバゴオオォォオオギイイィィインズザアアアアアァァ…!!


さらに「聖堂」は渾身の動作で地面にめり込んだダンに向けてシールドバッシュを叩き込むが、さすがにダンもすかさず武器でガード。凄まじい激突具合でダンの肉体は仰向けに伏した体勢のままのスライド移動が自然に起こって、ひどく削れる地面が伸びて行き一旦「聖堂」との距離が離れたのだった。

この一撃を目の当たりにするだけで「聖堂」が完全に殺しにかかっているとひしひしと伝わってくる(短期決戦に向けて加速してくる)。

ワンテンポ後、ダンは立ち上がる。


「ハァ、ハァ、ハァ、・・・おぃ・・・(冗談じゃねぇ、強いってレベルじゃねぇぞ。人外かよ)・・・(片手で頭髪を少しむしり掻く動作と共に溜息で)ったああぁ~こうなりゃあゴチャゴチャ考えても仕方ねぇ。ステゴロでちょっくら、」フゥゥ、ドギイイィンズッドオオォン!!(自身の背後にクレイモアを突き刺して置き)

――「やってみるか・・・!」


ここまでの戦いだけですでに行き詰まってきた感も感じているダンはそんなことを思いながら呟くと、直後先ほどの体術に触発されたのか、今度は素手状態になって「聖堂」へと接近していく。自分でもクレイモアの攻撃モーションが読まれてきたと自覚したのか、ダンは攻撃の切り口を変えていく。


「ダラアァッ!!」フォオォォン!フゥゥウウン!スゥゥ、スフゥウン!


ダンは「聖堂」にまず片手のラリアットで接近するや否や、繋げてエルボーなどの打撃攻撃で攻めていく。そのほとんどが避けられるか、盾で防がれていく。が、その隙間にダンは積極的に「聖堂」を投げに持って行くための掴みを試みる。が、それもやはり上体をかがめるなどの華麗な動きによって掴む事ができない光景が少し続く。さっきまでのクレイモアぶん回しより攻撃力と迫力は劣るが、これにより徐々に「聖堂」の守りも緩んできていたのは事実だった。特に盾の堅守の構えは掴んでしまえば関係ない。

だが・・・!


「・・・」フッドスウウッ!ドゥチイイィイン!!ドゥスウウゥウウン!「ブフハアァッ・・・!」


世界最強レベルで万能に対応できる「聖堂」はそんなのお構いなしに今度は片手の盾でダンを殴って殴って殴って殴り続けていく。つまりあらゆる切り口から繰り出されるシールドバッシュの連続攻撃で立ったまま黙々とダンをボコしていくのだった。まさにたこ殴りを受け続け、倒れはしないものの後退しながら大きくよろめいてそれらシールドバッシュの殴打を顔面中心に受けていくダンは、凄まじい勢いであざが増えて、腫れて、出血を飛ばしていく。気づけば一方的に殴られ続ける展開。


ダアアチイイィィン・・・!「があ・・・ァッ!!」ドッドッ・・・


そして区切りのよい所で「聖堂」は振り切ったシールドバッシュでダンを殴り抜くと、ダンはとうとう後ろへと卒倒する感じでふらついていく、次の瞬間。


「・・・!ドオオォラアァッ!!」フウゥゥウブッドオオオオォオオン!

「ぐっ・・・!」ガチャン、ド、ド


実はそのふらつきは油断を誘うダンのちょっとばかりの演技で、そこで両目をカッと見開き根性を見せたダンは後ろに倒れかかっていた体勢から前方の「聖堂」の頭部へと凄い加速で頭突きをカウンターでぶち当てた。これにはさすがにまともに頭突きを食らってしまった「聖堂」は後ろに数歩大きくよろめいてダメージを感じる。


ドッドッ、「ホォラアァァッ!!」ズドオオォォ・・・!


間髪入れずダンは得意な前蹴りを接近の助走を得てお見舞いしていくが、「聖堂」は片脚の腿上げでその前蹴りをブロック。完全に防いだのだった。

ダンの前蹴りが「聖堂」の腿にブロックされた瞬間に、反発し弾かれるようにしてダンは蹴り脚を引かざるを得なくなり少しよろめいて後ろに下がってしまった。追撃できると確信したことの矢先。


ガチャン!フゥゥドスウゥゥン!「ぐぅ、ハァアアァッ!」ドサアァァァン!


腿を下ろした「聖堂」は即座に前方に盾を構えたスライド移動のシールドバッシュ体当たりを繰り出し、ダンを軽く吹き飛ばした。吹き飛ばされたダンは先で受け身を取れたものの派手に地面に激突した。


ガチャンガチャンガチャンスゥゥ、ズドオオォォォォッ!!「ぐフゥッ・・・!」バチャァァ!フゥゥゥ…ドガアアァァン!


さらに「聖堂」はそこから吹き飛ばしたダンの元へと駆けて行くと、最後は片足で蹴り上げるようにシュートキック。ダンを腹から大きく蹴り飛ばして、ダンの肉体は完全に浮いて空中を加速していくと最後はさっき自分が地面に突き立てたクレイモアの刀身に面で激突して、止まったのだった。腹を蹴られた瞬間ダンは口から派手に唾液をまき散らし、衝突の弾みで角度が変わったクレイモアの元でしばらくうつ伏せになったままうずくまって起き上がる事ができないほどだった。ダンが持ち直す暇もない程のこのスピード感。

自分から仕掛けたステゴロ戦(肉弾戦)にまさかの返り討ちになったといえる場面で、得意のはずの肉弾戦が専門じゃない万能者に完封されてしまった瞬間といえた。ここまでの戦闘全般を通して言えるが「聖堂」に多少のダメージを与えることはできはするが、・・・それ以上でもそれ以下でもないというのがダンVS「聖堂」の印象で、これが実力差だった。


――「『サンクタ・イリス・ルミナ』」バゴオォォバババアアァァァン!!


まだ「聖堂」の猛攻は続く。「聖堂」は「サンクタ・イリス・ルミナ(土ver.)」を使用していき、直後無数のつぶてをダンへと飛ばしたのだった。追撃する有様が容赦ない。


「・・・つッァ!?」ガゴオオォォン!ドオオォォガガガガガガギイイィィン!!


起き上がった直後のダンが顔を「聖堂」の方に向けると、なんと岩石のつぶてが飛んできていたのでダンは切迫する動作でノールックでクレイモアの持ち手を掴んで地面から引っこ抜くとガード体勢を作った。するとそのコンマ後につぶてが激しく刀身に打ち付けて火花を散らしたのだった。これにより何とかダンはつぶてを全て防ぎきった。この辺りは武器種の違いからインフェルとは違って全弾武器でガードしきれるといえた(=ダンの方が上回る)。

直後。


「・・・俺にもぶちかまさしてくれよ・・・ッ!『アサルトブラスト』・・・ッ!!」――ドゥオオォォン!フゥゥバアアアァァァァァアアアァン!!!キーーーーン……


ガードしきった後ダンの興奮度も最高潮に達したのか、ここまでくれば技の応酬。ダンは即座に「アサルトブラスト」を離れた「聖堂」へと繰り出した。一瞬で「聖堂」の姿は衝撃波に飲み込まれるように消えて倉庫が半壊した。


ゴォォォォ…パラパラパラ…「ハァ、ハァ、ハァ・・・少しはァ、やっただろ・・・ォハァ、ハァ…」


手応えを感じながらも恐る恐るダンは砂埃の到達点先をじっと見つめていく。すると次の瞬間、目を疑うことになる。


ゴォォォォ・・・「・・・。(刻印の魔力もせいぜいあと一回か)」


かなり先のほうで「聖堂」が前方に盾を構えたガード体勢で何事もなかったかのように立っていた。つまり「アサルトブラスト」を立ったまま防ぎきっていたのだった!実は「聖堂」は予備動作を捉えた瞬間に咄嗟に「聖の刻印(聖堂)―幸福」を使い、ひとまず前方に無敵バリアを張って備えて到達してきた衝撃波を見事に防いでいたのだった。ダメージ自体はノーダメージだが、さすがの威力に「聖堂」の体は凄まじくノックバックを引き起こして、立ち位置がかなり後方に移動しているのがわかる。


「なっ、ぁぁ・・・おい・・・・・・ヤバすぎんだろ・・・っ!」とダンは口を大きく開けて愕然とした表情で度肝を抜かれるしかなかった。


もちろんダンにとって自身の最高威力で唯一無二の技「アサルトブラスト」がガードされるというのが衝撃的すぎて、それ以外の情報が入ってこない。改めて震えていた。とうとう最後の切り札「アサルトブラスト」すらも看破されてしまった。これが実力差だった。


「・・・(次で終わらせる)」


対し、「聖堂」は残りの刻印の魔力量からそう冷静に思っていた。いよいよ戦いを〆にかかろうとしていた。


「なんなんだよ・・・なんなんだよ・・・ッ!!テメェの強さはッよおおぉおおオォォッ!!」ズダズダズダ…!ギイィィイィィズゴゴゴゴ…!


そこから「アサルトブラスト」を完全に防がれてしまったという動揺から乱れたダンはクレイモアを引きずって「聖堂」へと一気に接近していく。もはや特に意味の為さない突撃というだけでこうなればもう結末は見えたも同然だった。

数秒後。


「ありえねぇ、ありえねええだろうがあああぁぁッ!!」バッガチャゴオオォン!フウウゥゥズドオオオ――


「聖堂」に接近するや否やダンは渾身の動きでジャンプをし、その空中からクレイモアの両手握り垂直斬りを繰り出す。命中すれば、かなりの威力に違いないがそれでも「聖堂」は先ほどから微動だにしない。その時。


「ドブネズミよ。貴様の、死に時だ――『罪』を今から与える」ドゥィイイン!ブゥォォォォン


「聖堂」はそこでまず盾を前方に構えたままの体勢で「聖の刻印(聖堂)―罪」を使用する。これによりついに今すべての刻印の魔力を使い切った。

この技の効果は、構えた盾の前方に半球無敵バリアを3.12秒間張るという所までは共通効果で、実際にバリアが出現した。「~幸福」と違う点は回復効果がない点と、途中でキャンセルはできないという点(=必ず3.12秒間その状態をとらなければならないのでリスクがある)。


ドイイイィィイイン「ぁあ・・・!?」


コンマ後、ダン渾身のクレイモアジャンプ斬りがそのバリアに命中するが、命中した瞬間何とダンの肉体は突如ふわっと無重力のようになって軽く浮かされてしまう。

(解説続き)そして上記「~罪」の条件で出現したバリアを生命体が”近接攻撃”した瞬間、近接攻撃を当てた全ての生命体はその場で無重力のように何もできない状態となって留まる。飛び道具などはシンプルにバリアによって弾かれるだけで属性系も消えるだけ。要は3.12秒間「~罪」のバリアは攻撃を防ぎつつ近接攻撃者へのカウンターの役割を果たす。


「これが、『罪』だ!」フゥウウドオオォォン、フウウゥゥドサアアァァン!


そして3.12秒後のバリア終了後、「聖堂」が目の前に浮いている対象に向けて渾身のシールドバッシュを行い、命中と同時にガーディアンの技「アーメン」(※ep.239など)と同等の光波動を発生させて全ての対象にダメージも同等に与えてぶっ飛ばす。さらにそれらすべての者に「罪の刻印」を与える。「罪の刻印」はエフェクトとして実際に体の衣服の上に出現し誰からでも確認できる。

つまり、「~罪」のバリアに対し近接攻撃を成功させてしまった段階でここまで自動的に進んで避けられないということで、繰り返しになるが「聖の刻印(聖堂)―罪」は近接攻撃へのカウンター技といえた。

ちなみに対象者である無重力者がいない場合でも「聖堂」はシールドバッシュを繰り出す。

インフェル戦では使いたい時に、もうすでにテレポートしまくっていたというのもあって結局使用を見送ったが、インフェルよりもさらにインファイト寄りのダンの方が大きく刺さっていたといえた。


「どぅわアァ・・・ッ!!」


これによりダンは大きく吹き飛ばされてしまう。また上の通り「罪の刻印」を持ってしまう。


ガチャン、ガチャン、ガチャン・・・「・・・。」


そして「聖堂」は吹っ飛んでいった先のダンに向けて早歩きで詰めて行く。もう、ほぼ決まった感すらも放っており、残りは仕上げだけだった。それにしても、この局面での早歩きはカッコいい。


「・・・くそっ・・・!俺がッ、こんなにッ圧倒、されんのかよォ・・・っ!」ズオォ


それでもダンはもう全身ズタボロになりながらどの点でも勝てないという悔しさすらも滲ませる様子で立ち上がろうとする。ダンが立ち上がり切った瞬間の事だった。


「これは、貴様への『罰』だ・・・!」


そこまで来た「聖堂」は最終仕上げ。続けて「聖の刻印(聖堂)―罰」を使用した。使用した瞬間に「聖堂」の盾の表面に光十字エフェクトがはみ出る感じで出現したのだった。

刻印の魔力を一切消費しない「~罰」の効果は、先の「罪の刻印」を保持する者だけを対象とし、予備動作などはなく即時発動する。

効果は、「罪の刻印」を持つ全ての者の元に「岩」の技「終わりの始まり」(※ep.252など)と同等の3m程の光十字架が3.12秒間立って(発生し)その間、高い継続ダメージを与えるというものだった。(=「岩」の継承性)

光十字が自分に発動している間、対象者はちょうど”T字”ポーズになって背後のその十字に張り付けられているかのような姿となるのも特徴で、まさに無抵抗な姿を晒す(=身動きが完全にとれない)。つまり「聖堂」が適切なタイミングで使えば、保留にしている「罪の刻印」をすべてこの「罰」に処せられるので、戦場コントロールにも使えるという異次元。

そして十字架張り付け時間終了で、全ての対象者からエフェクトと共に「罪の刻印」は体から消える。一度与えて保留にしている「罪の刻印」はその戦闘中永続するが”同一対象に対しては”重複不可。言い換えると一人に対してそれぞれ一回「~罪」と「~罰」のワンセット。

「~罪」から続く一連のここまでが「~罰」の実質効果といえ、合わせたダメージは相当なものとなる。   なお、対象者がいない場合でも使えるが盾が上のように光るだけ。


「があああぁぁぁああ!!」


そうしてT字のまま身動き一つとれなくなったダンはダメージが身に染みていく。

だが・・・実は「聖の刻印(聖堂)―罰」の効果にはまだ続きがあった。


「悔い改めよ・・・!」ドッ、フゥゥゥゥズヂイシイイィズシュウゥゥッン・・・!


「~罰」が発動し3.12秒間光十字架に張り付けられている者の最近接距離に「聖堂」が後から入ったもしくはすでに入っていた場合、そのまま「聖堂」はその言葉と共に、通常攻撃で”処刑”を行う。処刑の内容は、大まかに言えば背後に回った「聖堂」が相手の片足の膝裏を蹴って頭の位置を強引に下げた後、その下がった頭部を掴んでからビームソードで水平にピタッと当ててから喉元を勢いよく掻き斬って絶大なダメージを与える。

または両手握りにしたビームソードで相手の胸部(心臓)を思いっきり一突きにするなどのアクションでいずれにしろ通常攻撃とは思えないほどの絶大なダメージを与えることができる。

また、「写像」の効果時間中で光の戦士が存在し、光の戦士が上記条件が揃った対象者の最近接距離に踏み込んだ(いた)場合、光の戦士が処刑してくれる。3.12秒間の間だけの短い時間のみ実現できる専用攻撃だが、うまくいけば光の戦士と「聖堂」の二人で異なる人物二人を処刑できる(=各々条件が揃って最大効果を発揮した場合。)

処刑攻撃までいけた場合、その人物へのダメージがえげつないことになる。

 「聖堂」という戦士の雰囲気を考えるとかなり残酷な攻撃だが、あくまでも悔い改めさせているだけに過ぎない。

まとめると「~罪」が全ての起点で成功させるところから始まるのでリスクもあるが、「~罰」のポテンシャルは凄まじい。

色々と分岐や条件があり複雑だが、これにて効果が出揃ったので「聖の刻印(聖堂)」を総括すると、これぞ突き抜ける異次元で教会の威信をまざまざと感じさせる技。


ドサッ・・・ブチャアアァァァアアアァァアァア…!「・・・」


それで自分が一体何をされているのかすらも把握できないままダンは、喉元を掻き斬られてしまい、離された瞬間にうつ伏せに重々しく肉体が倒れ込んだ。それとほぼ同時にとんでもない量の血潮が首から飛び散り、倒れ込んだダンの首元からは血だまりが広がっていく・・・。


「・・・・・・。」ガチャン


この瞬間、すでに「聖堂」は戦闘を終えたという雰囲気になって、余裕の動作でダンから体を反転させた。



そう。ダンは死んだ・・・・・・・・・――――――――――







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