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今はまだない「交響組曲『戦犯の孫』ヘ短調」楽曲解説  作者: ふたぎ おっと
3章 交響組曲『戦犯の孫』ヘ短調について
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16/23

3‐3.キャラクターモチーフ~ギュンター~

 「交響組曲『戦犯の孫』ヘ短調」(※実在しません)のモチーフについて。

 フィルマンまで話しました。


◆前回までのおさらい~~~~

 *ブランカのモチーフ

 調:ヘ短調(F moll)

 感情次第ではF#もF♭も。

 ブランカの日常:6/8系(忙しなさと揺れ)

 ブランカの感情:2/2系(叶わない夢への切望)


 *ヴォルフのモチーフ

 基本:ト(G)

 ヴォルフのタタタタ:本質 2/4系のト短調(G moll/走りながら考える推進力と土臭さ)

 ヴォルフのタータ:包容力 6/8系のト長調(G dur/安心感)

 担当楽器:チェロかファゴット


 *ブランカとヴォルフのロンド

 6/8系のクエスチョン・アンサー系語り合い

 ヴォルフはGdur で励まし、G♭(=F#)に降りる

 ブランカはFmollで臆病になりながら、F#に引っ張られる

 二人で一緒に揺れる(As mollので繊細で空気の濃い優しい音楽)

 ブランカはコンサートマスター (バイオリンソロ)、ヴォルフはチェロソロ


 *祖父のモチーフ

 ミラシミレ/ミラシミドの通奏低音

 低音楽器でオルガン感を作る。

 祖父のモチーフに各モチーフを重ねることで、世界への影響力を作る。


 *フィルマンのモチーフ

 9/8のニ長調(D dur)の優雅なワルツ

 イングリッシュホルンがフィルマン本体

 フルートでフィルマンの正体を隠す

 弦の一列目でフィルマンの仮面を作る

 単旋律のフーガから旋律が三分裂する。

 ブランカのFに絡みにいく。

 ファゴットが正体を知っている。

~~~~~おさらい終わり


 今回はギュンターを話しましょう。


◆ギュンターはダッダッダッダッ

 和声とかフレーズではない。

 規則的な打点。これがギュンター。


 リズムだけでテーマを持たせるっていうのも割とある手法です。

 やっぱり分かりやすいのは『スターウォーズ』のダースベイダーのテーマ。

 ダンッダッダダダダッダダダダダダダッ。

 メロディに入るまでに、帝国軍が来ることが分かる。

 ギュンターもまさしくこんな感じです。

 ただダースベイダーというよりは、ストラヴィンスキー『春の祭典』の方がイメージが近いんじゃないかなと思います。


 私的イメージとしてはこう。

 ①コントラバス・チェロ・ティンパニー・バスドラム:ダッダッダッダッ

 ②第一第二バイオリン・ヴィオラ・スネアドラム:ギャンッギャンッギャンッギャンッ

 ③ホルン三番四番・クラリネット・ファゴット・コンファゴ・チューバ:低音伸ばし

 ④フルート・オーボエ・ホルン一番二番:中音かぶせ

 ⑤トランペット・トロンボーン:お出まし


 みんなフォルティシモ (ff)で頑張る感じですね。

 ここにブランカのテーマとかを重ねるとですね、下からのリズム圧と、上からのトランペットトロンボーンに食われる感じになるわけです。


 どうしよう。

 ブランカ負けちゃう。

 ヴォルフのテーマを呼び寄せても打ち勝てるかどうか。


 次回、頼もしい味方アロイスを解説します。

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